マドモアゼルの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「マドモアゼル」に投稿された感想・評価

ヒルコ

ヒルコの感想・評価

3.0
ジャンヌ・モローが美しい!高潔さとかその真逆にある汚れることへの憧れとか、そう言う女の全部を体現してるのはすごいよね。少年役の子の、思春期特有の女性への憧れと潔癖さも対極として光っていました。
yukari

yukariの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

私の個人的な意見としては男の子が可哀想すぎて、マドモアゼルには痛い目見て欲しかった。
でもマドモアゼルが痛い目に合うなんてことはきっとあり得ないんだよね。この嫌な感じがこの映画の魅力的要素なんだよね。
でもそれが私にはきつかった。
coro

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3.5
不安から発生する群集心理や同調圧力の怖さを魔女狩りになぞらえて描かれた物語。

舞台はフランス中部の小さな村。この村では最近、不審な出来事が相次いで起きている。犯人は村人からマドモアゼルと慕われている女性教師。この魔女のような女性をジャンヌ・モローがいつものポーカーフェイスで淡々と演じているのにピタリとハマっている。どんな役柄を演じさせても、すべてを彼女色に染めてしまうところが彼女の凄いところ。





以下ネタバレ

マドモアゼル。喪に服すことのない黒いレースの手袋を身につけ、夜な夜な村を徘徊しては自らが放った炎や水や毒で、毎夜黒い瞳を揺らめかせている。
彼女の澱んだ純潔が垣間みせる仕草(花冠や花びらの涙)や、死の松明が近づいているというのに、蛇を操る男と雨に打たれながら繰り広げられる一夜限りの狂乱を、禍々しくも美しく見せる辺りの描写が怖い。
村人たちに見送られながら去っていくマドモアゼルと、彼女を蔑みながらも、母の面影を重ねて彼女を許す少年の精一杯の抵抗が物哀しさを誘う。
Hiroya

Hiroyaの感想・評価

4.2
綺麗な田舎の風景に明らかに不似合いなハイヒール。
その女が水門を開け物凄い勢いで
村を飲み込んでいく。
村人たちが大切にしている
家畜たちが溺れ死んでゆき、
場面が変わって
親鳥の目を盗み卵を握り潰す。

村人たちが洪水で慌てふためくところを嬉しげにみている田舎に似つかわしくない都会の雰囲気を持ったジャンヌモロー演じるマドモアゼル。

なんなんだこの女は...となる始まり。

しかし、表向きの彼女は
学校の教師として教養があり
美しくこの村でただ1人の
都会的な洗練された女性として
村人からはマドモアゼルと呼ばれ尊敬されている。


マドモアゼル怖すぎ...
ってなる映画なんですが
ジャンヌモローの存在感や
画面に映るだけでジャンヌモローが放つ不穏な雰囲気。
そしてとにかく狂気と色気がある。
悪事をする時には必ず
化粧をして髪を結わえ
悪魔のような雰囲気を纏う。

しかし、主人公のお父さんと
ずーっと続く青姦シーンで
髪を下ろしている時には
まるで少女にすら見える変貌様。
恐ろしいですよ。。。

蛇のシーンはエロすぎます。。。

エンディングにマドモアゼルが
車に乗り込むところでは
お父さんを殺された男の子が
唾を吐くシーン。

脳裏に焼きつきそうな
嫌なインパクトのある映画です。。。
彼の著書『泥棒日記』を見ても思いましたがジャンジュネはやっぱりおかしいと確信しました。
映画としては、ジャンヌの演技、詩的な森や村の美しさ、いい部分はあります。
だけど、本当に動物を殺している事だけは許せなくて映画が台無しになりました。何十匹殺せば気がすむんだ、、

ヒッチコックなら「たかが映画じゃないか」って言うかも知れません、描写で済ませて欲しかったな。
私は同じリチャードソン×モロー×デュラスのコンビの『ジブラルタルの追想』が好きでした(ジャンジュネは抜き😅)
最近、ロミー・シュナイダーが一番お気に入りになる。今作の頃にやっとロミーは復活してくるか。要は、完全にこの時期、ジャンヌ・モローがフランス女優を引っ張っていたから、私にロミーは必要なかったと。
どんでん返しが、来るわけでなし、本編はかなり平坦だ。ジャンヌ授業のシーンが複数ある。しかしそれ以上に、メイク・着替えの場面が多く魅力的。乳首に十字にテープで、乳張りをするシーンは、特に官能的だ。
終盤、男女の情愛が昇華していくが、ラストは意外な結末に。
ジャンヌ・モロー一本勝負で、私は見ねばならぬ映画。
・レンタルで見れるのも古い映画だから幸い。
・英国の監督ながら、フランス語映画(一部イタリア語入る)であることは安堵である。
notitle

notitleの感想・評価

3.3
都会から田舎に赴任してきた、プライド高き女教師の欲求解消の話。村民から慕われつつも、気高き女性を演じ続ける。そこに生じたズレと、抑えきれぬ欲求、傷つけられたプライドが、彼女を間違った方へ導く。閉鎖的なコミュニティと嫉妬故の、悲しき末路。
マドモアゼル、怖い女
でも女性なら誰でも少しは持っている感情かも。モノクロの映像が美しい。

近頃何者かによって放火や水害、牛などの家畜が死ぬ事件が多発する村。警察は犯人を探すものの手がかりは見つからない。村人達はイタリアからやって来たよそ者であるマヌーが犯人ではと疑うが本当の犯人は皆からマドモアゼルと呼ばれ尊敬されている女教師だった…

マドモアゼルも異常だけど、マヌーも相当ヤバイ。かなりの手練れで村の女性陣からはモテモテ。女に見つめられたら拒めないとか言っちゃってますが、私はこういうワイルド系全然好きじゃないです。
それよりマヌーの息子で美少年のブルーノ君が好きでした。内気で感情表現が下手な彼は家では父親から殴られるなど厳しく扱われ、学校でも事あるごとにマドモアゼルから叱られイジメられる。どこにも居場所が無くて、川辺で1人タバコを吸いながら泣く姿は美しくも辛かった。

マドモアゼルが最初に事件を起こしたきっかけはまあしょうがないとして、そのあとの理由は最悪だし、彼女は欲望に忠実な自分至上主義女でかなり嫌いでした。そして村人達の思い込みによる行動は恐怖でしかなかったです。この手の作品に有りがちなラストですがやっぱり納得はいかないな〜(-_-)

☆80
いじわるでえっちであることとその気高きこと。すごくすきとすごくきらいが簡単にグラグラになるならやっぱりこれくらい最強の女じゃないとね。少年は唾を吐いたけど、少年ですらやっぱり最強の女には敵わないんだろうな。おじさんたちに「パリじゃ平凡な女でもここでは女神」と陰口を言われているからこそ最強でいれるのはすごく不思議だけど摂理。