アウシュビッツから生還した妻と再会した夫が織りなすメロドラマ的なサスペンス。顔が変わった妻が自分自身を演じていく設定の妙に引き込まれ、演技と抱擁という映画的アクションに突入する。妻の再現ではなく再創…
>>続きを読む『東ベルリンから来た女』に続いて、これも本当にありそうな話。
ナチスの強制収容所から脱出したネリーの親友、レネはパレスチナにユダヤ人の国を作るとか言ってる(シオニズムの源流?)し、元夫のジョニーは…
第二次世界大戦後のベルリンを舞台に、強制収容所から生還した女性と、顔の手術をした彼女に気づかない夫の関係を描いたサスペンスロマンス。
妻名義の遺産を手に入れるために、妻だとは知らずネリーに妻のふり…
超大傑作。素晴らしいです。めちゃくちゃ面白い。
序盤は撮っているものの面白さ、中盤は演技をメタ的に使った面白さ、終盤は浮かび上がってくる人間と社会
こんな映画が観たくて映画を観ているんだという喜び…
思い返せばこの作品で血肉となり自分の好みの方向性が決まったような気がすると見返して思った。人生は円ではなく螺旋である。同じような道やカーブを歩いているが決して同じではない、人は同じような道を歩きたい…
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圧巻のラストシーン。
悲しきノワール好き。
日本版タイトルもいい味を出してる。
文脈、行間を慎重に読み取らないと置いていかれる。途中置いてかれた。とても繊細で示唆的な演技、会話で、夫が妻を裏切っ…
このレビューはネタバレを含みます
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監督は前作でベルリン国際映画祭銀熊賞監督賞のクリスティアン・ペッツォルト
1945年、主人公ネリー(ニーナ・ホス)は、アウシュビッツ収容所から奇跡的に生還したが、顔に大怪我を負っていて(侠骨と鼻骨…
激動する世界の中で孤立したかのようなカップルの姿はスパイの妻を思い出した。人間のそういう描き方/見方って良くはないんだけど、そういうメロドラマがやっぱり好きなんだと再確認できた。あのラストはあざとす…
>>続きを読むⒸ SCHRAMM FILM / BR / WDR / ARTE 2014