このレビューはネタバレを含みます
心の深いところまで沈んでくるような映画でした。
自分たちを苦しめていた国の人間だからこちらも苦しめていいのか、そんなことは理性的に考えればだめだと誰でもわかります。
ですが、自分のこととなればそんな…
しんどいなあ。
小学生のとき、『地雷ではなく花をください』を読んだのを思い出した。
とにかく戦争ものは、責任をどこに持っていくかっていう大きいテーマがあって。
みんな命令にしたがってるだけだか…
【少年兵 命がけのお片付け】
「忘れもの」という甘めの邦題ですが、戦争を直接描いた作品以上に悲惨な実話です
これを観たら「今、地雷踏みましたね?」などと軽々しく言えなくなります
第二次世界大戦…
いたたまれなかった…
実話を元にした作品。
第二次大戦直後のデンマーク
捕虜となったドイツ軍の少年兵と
それを監視、指揮する軍曹のドラマ
ドイツ軍が浜辺に設置した220万個という膨大な数の地雷
そ…
かなり痛ましくて心に刺さって、けどこれが現実の一部なのだろうとも。
戦争が悲惨なのは当然で、終戦したとしても地雷の除去をどうするなど、それも悲惨で。
終わってもなお戦争は兵士人々を苦しめるし、人が人…
軍曹の戦争が終わっても続く憎しみが地雷除去兵士として送られたまだ幼いドイツ兵士達と生活することで徐々に薄れていく過程が描かれています。
何度も泣かされる、戦争の恐ろしさを思い出させてくれる作品でし…
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