カメラを通し、写真を通し、微笑みかける彼女にこころ奪われ恋に落ち、まるで取り憑かれているかのように、寝ても覚めても彼女のことで頭がいっぱいだ。彼女に呼ばれ飛んでいった(逝った、が正しいのかもしれな…
レンタルで再度鑑賞。私の個人的な、昨年の洋画ベストワン(キネマ旬報ベストテン3位)。冒頭の、雨降りの深夜に富豪邸の執事が、亡くなった女性の写真撮影を依頼するため、町で唯一の写真店を訪れるシーンの映像…
>>続きを読むどんな撮影をしたらこんなに美しい画が取れるのか。
ヌケ感のある空気。志村後ろー!やメガネメガネ…に対して真剣にツッコむことができる。
直接見るということ、レンズを通して見るということ、見ていないと…
マノエル・ド・オリヴェイラ監督101歳の作品。早世した女性の写真撮影を依頼されたユダヤ人写真家の男性。ファインダー越しに彼女が瞼を開き微笑みかけて以来、男性はアンジェリカの虜に成って仕舞う。眠りの森…
>>続きを読むオープニングのドウロ河流域にある町の夜景の美しさにうっとりしながら物語に引き込まれていく。
若くして亡くなった美しいアンジェリカに心を奪われていくイザク。
あの世とこの世の境界を越えて出会う二人の…
不思議な手触りの映画。
2010年のカンヌ国際映画祭で上映されるも、その後長いこと上映されることが無く、2015年日本劇場公開の運びとなった。ポルトガルのマノエル・ド・オリビェイラ監督101歳の時の…
ピアノクラシックがとても似合う映画。
淡々と美しく妖しくて、物悲しい。
みどりの扉と光と影のコントラストが印象的な映像美が残る。
まるで古いフィルム映画の様な映画なのに
相反する物も沢山有り、
そこ…
一切言葉を発しないピラール・ロペス・デ・アジャラの魅力も凄いが、なんといっても窓やドア、空間の奥行の捉え方の異様なまでの拘りに尽きるだろう。冒頭の車がやってくるカットすら、目を見張るものがある。
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2010年。オリヴェイラ、100歳の時の映画で遺作。死んだ娘の写真を撮ってくれと依頼された青年が、彼女に恋をしてしまう。
シンプルな物語が、おそろしく決まった色合い・構図と、大ナタを振るって切るよう…
(C)Filmes Do Tejo II, Eddie Saeta S.A., Les Films De l’Après-Midi,Mostra Internacional de Cinema 2010