歴史が激動する時。
その記録の克明さが驚異的。
1973年チリ。階級の対立、政権転覆工作、民衆の声と行動。起きている事実が、明快な構成で示されていて素晴らしい。
実力行使が迫る空気が伝わってくるし…
わたしたちはすでに、1973年9月11日のクーデタによって悲劇的な終焉を迎えたアジェンデ政権のあとに訪れた、さらなる悲劇の顛末を知っている。それだけに第三部で民衆の力(poder popular)を…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
すごい映画。というより編集、演出に優れた映像資料か。いや、やはり作者の意図がしっかり読み取れるあたりは素晴らしい映画だろう。
資本主義を全身で浴びている日本人にとって、社会主義、そして共産主義は、…
取り返しのつかないスピードできな臭くなっていく時代の空気をあまりにも克明に捉えたこれぞドキュメンタリー。面白いかどうか以前に資料的価値だけで必見な作品。あらすじに並んでいるゴリゴリの熟語群が実にふさ…
>>続きを読むいやあ、凄い
凄い映画を観てしまった
3部作計246分
しかし時間すらも忘れて画面に没入してしまいました
熱狂する民衆
陰謀の渦は政府を飲み込み
動乱はやがて全土に
緊迫した明日は未来に何を示すの…
非政治的でいられることは幸福の一要素だと思っている。追い求めるものが個人の裁量の範囲に収まっているということなので。この映画で、それがどれほど貴重なのかと感じ入った。
第三部の労働者の人たちはみんな…
チリ・クーデターについてのドキュメンタリー巨編。
個人的2500本目の記念なので、三部構成263分とめちゃ長いのに挑戦。
この映画では社会主義が正義。アジェンデ大統領の追悼だったり、アメリカがしたこ…
(c) 1975, 1976, 1978 Patricio Guzmán