何者の作品情報・感想・評価

何者2016年製作の映画)

上映日:2016年10月15日

製作国:

上映時間:97分

3.3

あらすじ

「何者」に投稿された感想・評価

aya

ayaの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

山田孝之のサワ先輩が本当にいい味を出してた。
それぞれの抱えている思いが描写されていて、とても良かった。最後の@何者アカウントの回想シーンは少し怖かった。
原作は朝井リョウの直木賞受賞作…大学生達の心理描写がリアルで一気読みでした📚


就活中の大学生達の悲喜こもごも…成功する人しない人。優越感と劣等感。焦る気持ちを悟られまいと、本音はSNSにぶちまける。

佐藤健
演劇サークルの活動を封印して就活に励む主人公拓人。冷静を装ってるけど心の中は?この人こんな地味な役も似合うんだ〜。

有村架純
拓人が好きになる清純派女子。有村架純のステレオタイプ?

菅田将暉
バンド活動を引退して就活中。明るくて憎めないチャッカリしたところ…菅田将暉の地?って感じ。

二階堂ふみ
頭脳明晰。計算高い感じが嫌な雰囲気を醸し出す高慢女子。

岡田将生
二階堂ふみと同棲中の芸術家肌イケメン男子。就活してないアピールしてるけど実のところは?

山田孝之
拓人のサークルの先輩院生。その毒舌で拓人の本質を言い当てる。


そして…拓人の演劇サークル時代のライバルの存在が、拓人の心に重くのしかかる。就活せずに演劇を続けるライバルと、演劇を諦めて社会に出ようとする拓人。

侮蔑と羨望。複雑な気持ちが拓人の就活に少なからず影響する。


若者達の本音はどこにあるの?就活は自分をアピールする舞台。そこで成功して美酒に酔う為には嘘も言う、人を蹴落としもする。う〜ん…現実は厳しいよなぁ。

彼らの頑張りとあがきがリアル過ぎて…いつか就職する子供を持つ身としては身につまされるお話です。


SNSに席巻されてる毎日…自分の私生活を晒してリア充をひけらかし、いいね!を貰う事に多大な喜びを感じてる。

あそこに行ったここに行ったと自慢すれば、そこに居なかった人はどんな気持ちになるの?って余計な心配してる事自体おばちゃんなのかな?

若い子達はそんな事気にしてない?楽しかった事をオープンにするのは共有する喜び?

大変だね若者。押し潰されない?そんな中で自分が"何者"かを冷静に見つめる事が出来れば、進みたい道も開けてくるのかな?


娘が就活する時は黙って暖かく見守る親になりたい。彼女が"何者"かを見付けるまで。
Kchan

Kchanの感想・評価

4.3
ゾッとしたし、今の時代では本当にありえる事なんだよなって考えさせられた。
でも内定によって自分を肯定された気持ちになるのは、この時代に就活を経験したから分かる気がする。今となっては「そんな事ないよ!」と声を大にして言いたいけれど。
しんご

しんごの感想・評価

4.0
端的に言うと「人の振り見て我が振り直せ」的な映画です。

就活をテーマにしてはいますが、本編中の「拓人」「瑞月」「光太郎」「理香」「隆良」は誰の心にも潜んでいる。院卒で最近まで就活していた自分にとっては特に刺さった作品。filmarksの評価には反しますが、SNS現代における若者の「心の揺らぎ」を的確に描写した優れた青春群像劇だと思っております。

①とにかく地道な人、②天真爛漫で場当たり的にみえて着実に内定に近づく人、③意識が高くて用意周到なのになかなか結果に繋がらない人、④自分は他と違う感性だから就活はせずにクリエイターとして生きるつもり...だけど実際に「個」の自分がどこまで通用するか不安な人、⑤①~④の人を俯瞰する面々が「就活対策本部」たる理香の部屋に集う訳だからこれは波乱が起きない訳がない。

この主要人物5人の中にはずば抜けて突出している人も、物凄く劣っている人もいません。皆ほどよく良い人で、ほどよくネジ曲がってて、そしてほどよく他者にさらけ出せない闇を抱えています。ツイッターやブログで自分を「演出」するかまってちゃん的行為が自我をギリギリ保つ為の「命綱」という側面もあることを知れば、どんなにツールが発展しても拭い去れない孤独が常にあると痛感するし、そんな「日常感」がとにかくリアル。

PCの検索履歴やツイッターの別アカが一番緊迫感ありそうなシーンに絡んで人間関係に亀裂を入れる演出なんかとても現代的だしもはや一種のホラー。ツイート内容が前半の映像に別の意味を与えるあの演劇調な演出は個人的に凄い好きだった。

通して見てやっぱ強いなと感じたのは有村架純扮する瑞月と菅田将暉扮する光太郎ですね。光太郎のあのバカっぽいけど素直で本質を何となく分かってる感じが好感持てたし、「10点でも20点でもいいから自分で出してみなよ」と諭す瑞月のセリフは刺さる。余談だけど、サワ先輩役の山田孝之はやっぱ演技が神すぎる。存在感凄いし言葉の説得力が半端ない。
036

036の感想・評価

3.8
"何者"を鑑賞しました。

朝井リョウの原作を映画化したもので、桐島はあんまりよくわかんなかったけど、これいいわ〜。

小説がいいのか撮り方もいいのか、今の自分たちの周りがこんな感じなのがリアルに描かれてる。登場人物もあの人かなぁ、とか当てはめることができる。

最後でぞくっとさせられました。
よかった!

いやぁ、映画って本当に素晴らしいものですねぇ。
McLovin

McLovinの感想・評価

3.5
大卒の多くが共感する、『世界に必要とされていない感』が見事に描かれていた。大学でせっかく学んだはずの広い世界という視野を会社からの「お祈り」ですべて無くしてしまうところは見事。というか心がぶち折れそうになった。
AKIRA

AKIRAの感想・評価

3.0
就活生がテーマ。登場する人物は全員ストレートに就活した人達ではなく1年間ズレて就活をし始めたワケありさん達。性格の違うそれぞれの葛藤を描いていた。

SNSについても描かれており、終盤、裏垢がバレていたと知った主人公が気持ちを改め清々しい感じで終わったのは気持ちよかった。

ただ、良いか悪いかは別として、仲良くやっているという表向きはして実は仮面を被っているってのはやっぱ怖いね。
なな

ななの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

1分間で自分をどれだけ伝えられるか。

最後怖かったけど深い。

就職難。
おそるべし。
うーん。
観察者、評論家の立ち位置にいて自分を守っている感じに終始イライラしました笑
自分はこうありたくないなと笑

ガムシャラに不格好でもフィールドに立ち続けることですね。
評論家の若者へのメッセージなのか。

キャストが豪華でしたね笑
ゆき

ゆきの感想・評価

3.7
自己顕示

分析癖の自信過剰。ちゃっかりタイプのお調子者。実直女子。実力なしの意識高い系。内側センチメンタル系内弁慶男子。就職活動を起点に5人の関係を描く。

就活に勝ちぬかないと学生から社会人になるスタート地点にすら立てない?
そんなわけないのになぜ“就活生”って生き物は常に何かにしがみついている。
自分が「何者」かは一生分からない気がしているし、働いてもさぼっても自分の居場所探しは続く。
SNSが当たり前で、外向けの自分と本音の使い分けが日常的な世代にはぐっとくる一作だった。
誰も死なないし、血も出ない。精神的に死んでいく人間を見るのはとても後味が悪い。
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