台詞ひとつひとつがバチバチにきまりすぎてて惚れ惚れしたわ。よりから(映画的)ズームアウトして引きになって(演劇的に見える)、画面がしばらく静止して(絵画的)、人物の微細な運動(映画的)への帰結、この…
>>続きを読む【鑑賞メモ】
「死に憧れることは生きることよりも易しい」
退廃的に描かれる街の現実と、詩的な映像が重なり合う。質感は、凍えるように冷たい青。映画全体を、無力感と絶望感が包むなか、映像はずっと美し…
このレビューはネタバレを含みます
台詞も演出も独特。娼婦の女性同士らの台詞は表現に面白味と人間味の部分もあって楽しい。男性陣らの台詞はどこかオーバーで、気取りがあって、的を得ない。
街の法。ユダヤのボス。
イルムヘルマン。特徴の…
戦後ドイツの苦悩がぐちゃぐちゃに詰まってる感じで。冒頭の子猫の死と重なるラストシーンの荒野とその背景に浮かぶ街がお見事なシーン。イングリット・カーフェンの虚無な感じとクソ男役なファスビンダーの末路も…
>>続きを読む悪質な知の遺産って事で、人間の最低な部分を網羅しながら悩める戦後ドイツを描くって具合。愚かな人間たちの中にて、今作は監督じゃないファスビンダーのクズの中のドクズっぷりが目立つも最後はちょびっと同情。…
>>続きを読むファスビンダー原作をダニエル・シュミットが監督した作品。
ある娼婦が有力者ユダヤ人の愛人となるが、その裏には戦争の影が……というドラマであるが、全体的に退廃的な雰囲気ただよう佳作✨
娼婦たちが5人…
これを見つけるために生きてきたと言っても過言ではないくらい私のための映画。ついに見つけた。見る前に自殺しなくて良かった。
真実は痛い
嘘で生き延びられる
たとえ多くの人間が明らかに不幸だとジ…
このジャケットのシーンが
後にも違う形ででてくるが
リリーにとって
最高で最悪な時だったのだろう
詩を朗読してるような
セリフは哲学的すぎて
理解はほとんどできていないが
マリアブラウンの結婚
の…
【都会に天使はいない】
スイスの名匠ダニエル・シュミット監督がライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の戯曲『ゴミ、そして都会の死』を映画化した作品。ファスビンダー自身もヒモ男フランツ役として出演…
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