ダニエル・シュミットの映画は初めてだから、ファスビンダーの脚本に、どんな色がついた結果のこの作品なのかは分からない。ただストーリーは、ニュージャーマンシネマの真髄ように思えた。
ドイツの歴史をしっ…
テーマが分かった瞬間から震えが止まらなかった。
まるでファスビンダー自身が撮ったかのような傑作。
全ての台詞が詩的でありかつテーマを体現
《リリー》挑戦志向→安全志向
資本主義と共産主義の象徴的…
ハッとするような美しい構図が印象的。
ファスビンダーの戯曲を、本人主演で映画化したという作品。
元妻と出演する上に、役どころがまたすごいのは、さすがファスビンダー。
ストーリーは詩的なやりとりが中…
戯曲が下地だから当然なのだろうが、操り人形で舞台を支配した演劇だった。死を考えることは贅沢だ、死に憧れるのは生より易いなどと主人公を一蹴する冷酷な台詞や、底辺で彷徨い続ける娼婦たちに僻まれる長回しに…
>>続きを読む以前から演劇をそのまま映画化することに懐疑的だったが、その念を新たにさせられた作品。詩的なセリフがつづいて意味を見出しづらかった。観念的な独白の数々は、常に愛と死を求めるファスビンダーの魂の叫びと考…
>>続きを読む© RAINER WERNER FASSBINDER FOUNDATION