イギリスでは1980年代のサッチャー政権以降、ずっと福祉をカットしてきた。
「競争に勝った者が多くを得るのは当たり前で、福祉で人は努力をしなくなる」という考えから。
それは、『新自由主義』と…
真剣に向き合うべき、いい映画だった。
ただ一言で表せるような映画ではない。
怒り、哀しみ、楽しさ、喜び、喜怒哀楽が全て詰まっていた。
過激な描写はなく、日常に起こっていることを淡々と描写する、だか…
イギリスの貧困層に焦点を当てているのが珍しくて、
かつNHS(イギリス社会保障制度の代表的な一つといえる制度)にも触れていたから、各国の生活を知るのが好きな私にとっては興味深く見れた。
ゆったりし…
国から施しを受けようとは思っていない当たり前の権利を当たり前に享受したいだけの人間を排除してしまうような公的支援のあり方はイギリスだけに閉じた話ではない。善人が真っ当に生きられないような世の中を作っ…
>>続きを読むカンヌパルムドール受賞作品って、「パラサイト」といい「万引き家族」といい、なんでここ最近『社会の貧困』がテーマになってる作品が多いんだろう?
他の年のもの観てみないと。
本作は、上に挙げた2作より…
心臓病を患った主人公ダニエルが生活保護など国の保護を受けようとするも、制度に阻まれて援助を受けることができず、次第に精神的・経済的に追い詰められていくお話。
先日鑑賞した『悪い夏』同様、この作品も…
エンターテイメントの好みとして評価はこれくらいだけど、
これはまじでみんな見てほしい、、、
「面白いからオススメ」というよりも、「どう思う?」って意味で色んな人に見てほしい、、、
久しぶりに『作品…
家族を想う時よりも制度の話が多くてちょっと理解するのに頭使ったけど、後半が面白かった。
ダニエル、めっちゃ愛せるので切ない。
映画じゃなくて現実のことを色々考えちゃう。
壁の落書きめっちゃ良かった…
ダニエルは大工であり手仕事の人
役所の申請もオンラインだと進まないが手書きならさらっとサインする
てきとうな紙に手書きした履歴書で仕事を取れるし、スプレーを手に持って抗議メッセージを書き、直筆の手紙…
© Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016