イギリスでは1980年代のサッチャー政権以降、ずっと福祉をカットしてきた。
「競争に勝った者が多くを得るのは当たり前で、福祉で人は努力をしなくなる」という考えから。
それは、『新自由主義』と…
イギリスのニューカッスルを舞台に都市部における貧困、格差を真正面から描いた社会派ヒューマンドラマの傑作!
すごくリアリティありました。ドキュメンタリーかと思うくらい。
本当に困っている人に行き渡…
『わたしは、ダニエル・ブレイク』
日本の話かと思った…。JOKERも然り、格差社会の映画はキツい。
今自分がお金に困らず幸せに暮らせていることに感謝しつつ明日は我が身の気持ちを忘れず生きていこうと…
お役所でたらい回しされたり音声ガイド永遠に繋がらなかったり。私たちが経験する血の通わない必要なのか無駄なのか分からないステップ。それらの積み重ねに惨めになってくる主人公の気持ちに胸が痛い。
施しを…
2016年、第69回のカンヌ映画祭のパルムドール。
評点が高めだからちょっと前から気になっててやっと辿り着く。今年はヨーロッパチャレンジイヤー、なおさらこれは、と。
なかなか、何とも複雑な心境に…
近所の古本屋の店主にオススメされた一作。
カウリスマキ監督の枯れ葉を観たと言ったらこれもみなよって勧めてくれた。
ケン・ローチ監督はイギリスの社会派の映画監督。
貧しい人々、社会的弱者(彼らは弱…
このレビューはネタバレを含みます
例えば、カード会社に電話する。当然、音声ガイドが出る。案内に従って番号を押しても、なかなか繋がらない。どれを選べば分からず、堂々巡りを繰り返すこともある。
生命保険も、携帯電話も、もちろん役所も…
このレビューはネタバレを含みます
【市民を追い詰める役人】
主人公Danielの正直な堅物ぶりは「幸せなひとりぼっち」のOveを彷彿とさせましたが、Danielの場合、困っているシングルマザーの家庭を自ら進んで助けます。音楽鑑賞は…
© Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016