田舎から上京するまだ面影幼い少女。
故郷の海、ろくに訣れも口にしなかった母の姿、トンネルを抜けた山間の町、童謡「花の街」が流れて、いつのまにか車窓から見えるのはビルの立ち並ぶ、空の狭い風景。頼りなく…
映像がとても綺麗だった
特に学校をサボって散策するシーンは気に入っている。ゲームセンターのカットも好きだった。その場所の気温を感じるほどの表現力。淡々とした主人公の性格に富田靖子の無表情ぶり、終始リ…
めっちゃ良かった!
良い映画なのに、タイトルとジャケ写で損してると思う。ジャケ写だけ見たら暗くて辛気臭い映画に見える・・
主役の女の子が若い時の石原さとみにそっくりでビックリした!
街中ブラブラし…
タイトルの『BU・SU』とは、現代で容姿を蔑む時などに使われる「ブス」ではなく、狂言の演目の一つでもある「附子(ぶす)」から取っているのでは。
「附子」とはトリカブトの塊根を意味していて、誤って口に…
最初の心がブスで、あるきっかけから自己を打ち破り美しくなっていったという筋書きに見えるけど、本当は、気高く無垢な魂は、社会では最初醜く映るというだけに思える。その擦り合わさる地点に芸術が起こり、我々…
>>続きを読む富田靖子は、
この作品や、“アイコ十六歳 ”の頃、
とてもキラキラ輝いていた。
親への反抗心もあって、
田舎から上京してくる麦子。
そこで彼女は学校に行きながら、
鈴女(すずめ)という名前で、芸…
暗い、ひねくれものの性格の女子高生が文化祭の演劇がきっかけで自己の壁を打ち破る。芸者置き屋で芸者見習いをしているとか、「八百屋お七」が演目とか、そういうところが本作成功の要因。市川準のデビュー作。か…
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