小津や黒澤は観たことあるが溝口と成瀬は未視聴。これが何と65年前。今でも評価が高い邦画の金字塔であり当然期待値高く、観る前にハードル上がってて。
小津や黒澤を初めて観た時、やはり凄い!と衝撃を受けた…
1950年代のどうしようもないダメ男とダメ女な話。
でも、このどうしようもないダメな感じが人間なんだよなー。
時代が変われど人間はかわりません。
醜い部分をしっかり描いた良くできた映画。
花の命は…
男性目線でみるか女性目線で見るか、はたまた中立というか傍観者的に見るか悩ましい。
こんなふうに考えている時点でレビューを意識した物言いになっているのを気付いたりして。
で、面白かったかと問われれば「…
ある意味、純愛である。 生活をかけてでも一緒に居たい。
何故惚れてしまったのか…
ストーリー的にポジティブが無く、見る人にとっては退屈かもしれないが…
時代背景による生活の苦労や他の人間関係があるが…
観るタイミングを完全に間違えた。成瀬巳喜男の代表作と言われているが、ひたすら救いのない物語である。林芙美子の原作ではラスト、男は死んだ女のカネを持ってまた遊びに出掛けるそうだ。小津が激賞した、という…
>>続きを読む命を賭してまでどうしようもない男の側に居ようとする情念とは如何に。良かった時の事が忘れられずどうしても損切りできないのが人間というものなのだろうか。
奄美の振り続ける雨の中でゆき子が寝込むシーンの…