1943年の戦時中でベトナムに渡ったゆき子が既婚者の富岡と関係を持つが、終戦後は袖にされ外国人の愛人となっていくメロドラマ映画
成瀬巳喜男を代表する名作にして、情熱的な女の心境を見事表現した高峰秀子…
終戦後の激動の日本に付いてゆけずに次々と女を変えながら破滅への道を歩む自堕落な男と、その男に執着し続け身を滅ぼしてゆく女の姿を描く。
仏印で始まった情熱的な不倫関係は、終戦後の東京で倦怠期を迎えな…
高峰秀子森雅之成瀬巳喜男監督
高峰秀子の出演で名作と聞くので見てみる
不倫愛憎劇のようでちょっとしんどくなり序盤で中止
成瀬巳喜男監督は、音楽が特徴的なのな
階段を上がる女、もそうだったがこの作品…
何度か目の再見。恨み言を言う高峰秀子とそれを飄々とかわす森雅之が戦後直後の東京を陽を肩に浴びながら歩き続けるシーンの美しさ。伊香保の錆びれ具合とそこで出会う加藤大介と岡田茉莉子の存在感。山形勲の胡散…
>>続きを読む終戦前から直接の混乱期、
男女不倫の哀しさの成れの果てを描いた
作品。
兎に角、
高峰秀子と森雅之の演技が
半端なかった。
観ていて腹が立つ程、
いい加減な口先だけの無責任男に
何故惹かれるんだ…
男女の痴話話を二時間余の間、飽きずに見続けさせるドラマ・映像の話術の見事さ。
この世で思い描いた理想どおりに暮らす人はいない。何かしら理想と現実に隙間はあるもの。二人がそれぞれ抱える隙間を交わ…
女の間と男の間、理性と感情を揺蕩う浮雲…浮く?雲?嘘だろ?鉛のように重く沈む。空に浮かぶ白い雲はレントゲンの白い影、黒船が吐き出す黒煙は死の病。終戦を迎え、意気揚々と引き揚げて来たゆき子を待っていた…
>>続きを読む僕たちのロマンスは、終戦と同時に消えたんだ。
【感想】
結局この富岡の色気だよなぁ。帰って欲しい女にきっぱり帰れって言うところとかが好きだ。
クズ男と苦しいけど離れられない女というテーマは不変的だ…
良すぎた、、
あんなに綺麗な涙は観たことがない。
「一緒にいる方が勝ちよ」
やさぐれた感じ。当時の日本の女性でしか描けない、言葉や品性がある。
・照明、廊下の遮光で縞々を作る
・引の絵から寄ってい…
「乱れる」で初めて成瀬巳喜男作品を見てからのこちら。
うーん。
富岡はクズだし、ゆきこもゆきこでそんな男やめておけばいいのに…!!と思うことばかりで、あまり共感はできなかったなぁ。
まあ、でも男…