素晴らしいの一言。とにかく原節子は凄い女優だなと改めて感心した。彼女の美しい日本語を聴いているだけでも時間を忘れる。父親とのダンスシーンは至高の名場面。他の俳優たちも芸達者ばかり。全く飽きずに最後ま…
>>続きを読む落ちぶれてゆく華族の物語、良かったです。
小津安二郎監督以外の原節子さんを観たのは初めてなんですけど、今回の原さんがいちばん好きでした。
原さんのような派手な美人さんは市井の清らかな女性より貴族の麗…
GHQが敗戦日本に押し付けた改革の一つで皇室の藩屏たる華族制度を解体、多額の財産税を課せられため、上流階級の没落が起こった。邸宅が闇商売の成金清水将夫からの借金で差押えられようとする名門伯爵家で、当…
>>続きを読む戦後におきた華族の没落を描いた群像劇。
個性的な華族の面々を一夜の舞踏会に巧みに配置している。チェーホフの「桜の園」が下敷きとのことなんだけど、それにしたってうまいと思っているとまだ監督業を初めてな…
太平洋戦争中にも次々に作られた映画を観て、アメリカ社会の余力を感じたことがあるが、
戦争で多くの人命や施設を失って、まだ間がない年に、これほどのクオリティを持った名作を作り上げられる、日本映画界の…
煌びやかな華族の没落の一夜を優雅な舞踏會で飾る。太宰治の「斜陽」を連想させる。これからの運命を誰よりも静かに落ち着いて受け入れる、ごめんあそばせ…とお上品で哀愁漂う、原節子。彼女を楽しむ作品でもある…
>>続きを読むAmazon Prime鑑賞
”終わりではなく、これから始まるのよ!"〜安城敦子(原節子)
この年のキネマ旬報ベスト1作品。
戦後間もない、旧華族(貴族)一家の没落を描いた。
人間描写が秀逸、ハ…
華族制度廃止に伴う元華族の没落を描いたこの映画、物凄い傑作。
華族制度が廃止された昭和22年に公開されたこの映画、華族制度廃止後の約4~5ヶ月後の封切というタイムリーな作品である。
物語を追っ…
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