森田芳光映画を彷彿とさせるようなオフビートコメディタッチ、でも確実に何か不穏な予感の漂う前半は面白いけれど、あんまりそれがいつまでも続くとだんだん慣れて飽きてくる。
細かい影の演出とかは面白いけど、…
文学に例えるなら、芥川賞的作品。好き嫌いが別れ、観る人を選ぶと思う。
直木賞的作品は、いかにわかりやすく観客に訴え魅了させるかに尽きる。場面毎の状況や人物の感情は、セリフや音楽で観客の理解を助ける…
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原作が原作だから、ビジュアルには期待しなかったけど、優香が本気で綺麗だったのが一番の収穫。北村一輝の存在感はさすが。
点が低いのはやっぱり原作の劣化作品だから。確かにサイコさんとそうじゃない殺人犯は…
"過疎化した田舎町と受刑者の仮釈放との補完"から社会派リアリズムを見せておきながら、そんなもの全てぶっ攫うような詩的ファンタジー。この物語と人物の不安定さが(吉田大八監督的な)"信じること"に集約さ…
>>続きを読むんー…
サスペンス感が足りない……
えーと、
タイトル何で「羊の木」?
羊の木ってなんだ??
何であの絵の羊は5頭?
もっと6人が絡み合って何かあると思ってたんだけどねー。
あと土着信仰とか祭…
ドロついた濃厚な人間ドラマを期待していたが、割とさらっとした流れでストーリーが展開し、物語終盤の『落下物』に伴って自分の期待していた気持ちも落下しましたー、という感想をもった。
人間は先入観に支配さ…
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伏線を回収しきらないのは戦略かとは思うけど、二時間で全員を描ききるのは不可能でしたね。まあ、対比としての登場人物だから減らしたりはできないだろうけど。惜しいなあ。数々のあれれなシーンを伏線として描い…
>>続きを読む最初観たときは'う〜んっ…'と思いながら劇場をあとにしたんですが、帰りの車のなかで思い返していたら、あそこの伏線とか絶妙じゃね?とかあの人ももしかして?とか考えさせられました。噛めば噛むほどおもしろ…
>>続きを読む(C)2018『羊の木』製作委員会 (C)山上たつひこ、いがらしみきお/講談社