残像に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『残像』に投稿された感想・評価

スターリンのポーランド侵攻による思想改革。画家は自らの芸術性を曲げ社会主義への融合を迫られる。頑なに拒否する強い信念と自尊心。徐々に弾圧を加えられ困窮する。これが非常に不愉快で娘も可哀想だった。
mh
4.0
社会背景を理解してないと完全に理解するのは難しい。
芸術とはなにか。
最初から最後までずっと落ちていく感覚があった。
鑑賞して後からじわじわと悲しさが込み上げてくる。
でも彼はあれで良かったと思う。
K
4.0
こちらとは全然違った環境

描くために食べて寝る必要がある
やはりお金がいるかも..

母の部屋いいなあ

配給会社企画上映で初見、実在する前衛作家の晩年の実話ベースとは言え、救いがなさすぎて最初から最後までこんなにつらい話ってあるのかレベルだった、戦後のポーランドの共産主義の中で生きるには、主人公の芸術…

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3.8

アンジェイ・ワイダ監督の遺作

第二次世界大戦後のポーランド
ソ連、スターリンに逆らうことのできない共産主義へと突入
画家のヴワディスワフ・ストゥシェミンスキを描く
迫害されても、自分の信念を曲げず…

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好きな色の絵の具でさえも
持つことが許されない

見えない鎖に繋がれている
息の詰まるような空間で

表現するにも許可がいる
生きていくにも許可がいる

お上に気に入られない国民は
消えるしかない世…

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odyss
3.5

【実在の画家を描いたワイダ監督の遺作】

ポーランド映画界を代表する存在だったワイダ監督の遺作。

第二次世界大戦後のポーランドを舞台に、抽象画家であり芸術大学教授でもあったヴワディスワフ・ストゥシ…

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mam
3.8

このレビューはネタバレを含みます

第一次世界大戦で片腕片足を失くしたポーランド人画家ストゥシェミンスキ。
マレーヴィチに師事し、シャガールやカンディンスキーとも親交のあった名高い前衛芸術家が、創作の機会や表現の自由を奪われながらも、…

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観られてよかった。
芸術家には「死ぬわけにいかない」時、
「死ぬわけにいかない」理由があることを知った。

冒頭のシーン。緑の草原での写生実習、丘の上に立つ片脚の画家、どんなふうに丘を下りてくると思ったら、ごろごろ転がりだして、学生たちは大喜びで、我も我もと転がりだす、笑いに包まれた中で先生の講義が始まる…

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