ハローグッバイの作品情報・感想・評価 - 5ページ目

ハローグッバイ2016年製作の映画)

上映日:2017年07月15日

製作国:

上映時間:80分

3.9

あらすじ

高校生のはづきと葵は、同じ教室にいながら交わることの無いクラスメートだ。葵は、クラスで「委員長」と呼ばれる優等生だが、仕事で忙しい両親を持つために家ではいつも孤独である。その寂しさを紛らわせる為に万引きを繰り返していることは、誰にも言えない秘密だ。一方はづきは、クラスでも目立つ存在だが、元彼との間に子供が出来てしまったのではないかと一人悩んでいた。そんな二人は、ある認知症のおばあさんと出会い、想…

高校生のはづきと葵は、同じ教室にいながら交わることの無いクラスメートだ。葵は、クラスで「委員長」と呼ばれる優等生だが、仕事で忙しい両親を持つために家ではいつも孤独である。その寂しさを紛らわせる為に万引きを繰り返していることは、誰にも言えない秘密だ。一方はづきは、クラスでも目立つ存在だが、元彼との間に子供が出来てしまったのではないかと一人悩んでいた。そんな二人は、ある認知症のおばあさんと出会い、想いを伝えたれなかった初恋の人にラブレターを渡したいというおばあさんの為に一緒に初恋の人を探そうと決める。

「ハローグッバイ」に投稿された感想・評価

HAL2000

HAL2000の感想・評価

4.0
この作品にはなかなか苦労させられた。昨年のTIFFで一番観たかったのにシステムトラブルでチケット取れず。そして渋谷ユーロ最終日、なんと立ち見。立ち見なんていつだったのかわからないくらい、そもそも消防法で立ち見できるんかい(笑)。最後だし、仕方なくぎっくり腰復帰直後なのに立ち見鑑賞。そのツラさを忘れさせてくれるくらい素敵な作品だった。冒頭で、主役の二人の関係性をわかりやすく描いてくれて、すんなり物語に入り込めました。何度も出てくる階段も効果的に使われていたと思います。敢えて中身には触れませんが菊地監督の優しさ溢れる素晴らしい人間ドラマになっていました。遅ればせながら今年のベストには入れたいくらい好きです。こんな作品がシネコンで上映され、お客さんが入るようになれば、日本映画ももっとよくなるのにと思わずにはいられません。今でも、あのメロディを口ずさんでいます。
martha

marthaの感想・評価

-
冒頭、校舎の壁にタイトルがゆっくりと出る。廊下に上履きの足音が響く。鞄には、誰にも知られたくない秘密を隠す。

学生時代ってこうだった、そうだったとじわじわ思い出す。何で菊地監督、こんな女子高生の気持ち知ってるんだろうと驚いた。(笑)
主人公2人だけではなくて、友達も含めた制服の着こなしが性格やキャラクターを表してたなあ。

私はあまりお年寄りに免疫がないから二人の一生懸命さに始め気付けなかったんだけど、悦子さんを通してふたりの女の子が距離を縮めていく様子は素直に素敵だった。
もたいさんの演技が素晴らしくて号泣。凄い。
ハヅキちゃん役の女の子は色っぽくて可愛いかったし、優等生役の彼女の目力と演技好きだ。

そういえば後の対談で染谷くんが光にもこだわっててと言っていたけどほんとにその通りだった。

タイトル、ハローグッバイの意味も最後にちゃんと分かる。

日本の制服は、宝だな、と改めて。
AZUMI

AZUMIの感想・評価

4.0
『ハローグッバイ』
女子高生とおばあさん、LINEと手紙、親友と友達、淡い恋と錯覚する恋。鼻歌と普遍的なメロディー。全ての対比が美しく、感情の出し方は違えど、同じ感受性を持った女の子しか見つけられない光のシーンが好きだった。時空を超えても変わらない想いが、心の深遠な部分をついて小さな棘でチクリと刺されるような、懐かしい痛みを伴う素敵な映画でした。学校という小さな社会が自分の全世界で、もどかしくはち切れそうな感情が息苦しかったなあ、と思い出し、もうあの女子校時代には戻りたくないと心の底から思ってしまった(笑)シュローダーヘッズの渡辺シュンスケ君のお芝居も音楽もよかったなー。
#ハローグッバイ #菊地健雄
Ritsuko

Ritsukoの感想・評価

5.0
音楽、ストーリー、気持ちの揺れ動き、キャスト、関係性、伝えたいこと、色んな視点から観て私は5をつけます。

傾向として少年少女の心情を描いた作品は大概好みですが、今回はもたいまさこさん演じるお婆さんの悦子さんが若い女の子・高校生の激しく揺れ動く気持ちと混ざり合って進むお話に、新鮮で深みのある暖かい存在にほっこりさせられました。

シュンスケさんの音楽も始まりから終わりまで最高でした。そしてエンドロールのタイトルがずるい…心地よいピアノの音ですが、心地よいだけではなく、今回のお話の中の大事なキーとなっているところもよかった。

監督のトークショーを聞いて、セリフが外から聞こえるような音響設定は確かに観るひとに察する・考えさせる気持ちの計らいも私はすきでした。
ごてふ

ごてふの感想・評価

3.6
渋谷ユーロスペースにて。レイトショウの邦画に婦女子過半で5割程度の入り。対照的な女子高生ふたりと痴呆老女の交流、と決して明るいとは云えないお話。独特の色調とリズムで淡々と物語は進む。スクリーンを見上げて(吾は作中のもたいまさこに近い年代ではあるが)葛藤するハイティーンに同調している自分に少々驚いた。教室では曖昧な笑顔でその場を取り繕い、暮夜、自室で同級生や教師への怨嗟を書き殴っていた暗き十代を回顧してしまった。サウンドトラックのピアノ曲がセンチメンタルで美しい。友情、その語られること多かれど、ついぞ得た者希なき果実。その味や如何に。
skipRA

skipRAの感想・評価

-
設定や関係性のための画面の反復で一歩引いてしまう。機微を質感良く描くので物語の幅は作り手にとっては最適なのだろうけど結果演出に馴染めない私には物語は酷く物足りない。特に肝であるお婆ちゃんの回想は映画的でなく思えた。音楽の繰り返しも作為を感じるというか設定者側を先に想起させられる。辛口だがヘイトではなくそういう筆の向きになっただけ。横で涙している人がいたこともまたそのとうりなのだろうとは思う。
sii

siiの感想・評価

3.9
女子高生2人がかわいい
内容もペースも自然と頭に染み込んできました。
背骨

背骨の感想・評価

4.2
学生の頃、ほとんどの人は世間的にはこうあるべきとか、相手にどう見られてるかとかを気にしながら(恐らくは本人も無自覚なまま)自分の行動を決めている部分があると思う。本当に自分がこうありたいと思う姿、良しとしている考え方よりも。

そんな中でもなにかのきっかけで、同じように物事を捉えられたり、心許せる事が出来る本当の友だちが見つけられたなら、それはとても価値があることで素敵な体験なんだって事をこの映画は観せてくれる。

主人公の2人は最後、以前いたそれぞれの居場所に帰って行く。しかし今までとは少し違った人との関わり方をして行くであろう着地点は凄くリアルで素晴らしい映画の幕切れだったと思う。
anapan

anapanの感想・評価

3.8
オープニングからハートウォーミング映画然とした音楽の使い方が気になって、モゾモゾしました。後半のピアノのシーンとかエモーショナルにし過ぎではないか…とも思ったのですがこういうシーンでスカしたハズしを入れてしまう日本のインディシネフィル監督へのアンチテーゼというか、正面からイイ話として盛り上げるぞという気概、と受け取ったのですが全然違うかもしれません。妻はそこらへんまったく気にならなかったようです。気に入らないところを書いてしまいましたが、それは気に入っている部分が多いからに他ならず。一作目も、すぐに公開されるという三作目も観たいなと。主演の女子高生ふたりはとても眩しく、特に委員長はゴクミ以来の絶世の美女なのではなかろうか。