反戦・反核映画祭@新文芸坐にて、『野火』(塚本晋也監督)と二本立て。
記録映画の側面を強く感じた。
『野火』との組み合わせの妙も。
人肉すら喰らうことがどこにでもまかり通っていたこと。ごく稀にそうい…
何が真実か分からなくなってくる。ただ、生きた者と死んだ者、その間にどんな差があったというのだろう?千田少佐は秩序という言葉で、理論的にそれを説明するが、そこに真実が無いことは明らかだ。秩序なき時代に…
>>続きを読む証言者の言葉を紡ぎ合わせて彼の輪郭が浮き彫りになってくる点では「永遠の0」と似通っているので、「永遠の0」みたいに美談で終わるのかと思いきや、それがもう全然。ずしりと。原作は直木賞を受賞している結城…
>>続きを読む『野火』とともに、旧帝国陸軍の南方戦線での悲惨な状況を描くツートップ。
敗走、上官殺害、敵前逃亡、飢餓、人肉食……多視点で描かれる戦争の様相は、本家『藪の中』同様に、どれが真実で、どれが妄想か、正…
先日バトルロワイヤルを見直したんですけど傑作なのはもちろんなのだけど、それさえ軽く凌駕する深作欣二の最高傑作。戦闘は一切無いのに骨太なドラマが観るものを画面に釘付けにさせる。
DVDは一生出なくて…
特集/フィクションとドキュメンタリーのボーダーを超えて
この日の併映は今村昌平監督の『無法松故郷に帰る』。未帰還兵の藤田松吉は戦時中の上官と涙ながらに電話で話す。「また米英や中国人の首をとりましょ…
併映『無法松故郷へ帰る』
今も上映が続いている野火と同じで、戦争の狂気がまざまざと映るのがしんどい…新藤脚本は相変わらず凄い。深作欣二は前回蒲田行進曲見たばかりだからギャップが凄い。
毎回この類の…