羅生門のように見せかけてほとんどが藪の中だった、と思いきや全然藪の中とは趣旨の違うものであると思った。迫真の演技に見入ってしまう。特に最後の多襄丸と夫の決闘のシーンは圧巻。自分の都合に良いように事実…
>>続きを読む人の浅ましさはかくの如き
そんなメッセージ性を感じる作品でした。
ただ、なんというか、最後だけがとってつけた終わりに感じて、どうも首を傾げざるをえない。
黒澤明作品は中期以降のエンタメ色の強いも…
構成が上手いなあ。この映画の核となっている。
語り部の志村喬が自らの都合のために嘘の証言をしているというのが何より人間は信用できない生き物という証拠、というプロットが上手い。
黒澤は3本目だが、七人…
三船敏郎のすごみと京マチ子のあの妖しいはがりの眼力、志村喬の悲壮な存在感がよかった。戦闘シーンも迫力あった上、各証言(木樵も含む)によって微妙に違うのがうまくかけていたと思います。
芥川の『藪の中』…
『羅生門』鑑賞。芥川龍之介原作「藪の中」を原作とした黒澤監督の日本を代表する映画のひとつ。但し、全く原作通りではなく、芥川の「羅生門」で用いられた舞台設定と盗人の要素、そして必要となる語り手が登場す…
>>続きを読む面白くてビックリした〜!
ハラハラするチャンバラ、引き込まれる表情、練られた伏線、脚本の面白さ、テンポのいい展開、、、とっても丁寧に熱情を持って作られていると感じた。
静のシーンと動のシーンがちょう…
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