オン・ザ・ミルキー・ロードの作品情報・感想・評価 - 80ページ目

「オン・ザ・ミルキー・ロード」に投稿された感想・評価

ロバの走り方がかわいい。馬とは違っててなんかコミカルで。動物たちがいちいち可愛い(^ω^)終始シュールでちょいとダークでファンタジック、不思議な民族楽器の多国籍な音楽、色んな視点からのカットワークが楽しい。耳ぶっとんでそのまま縫うとか正気じゃないけど映画の雰囲気的になんかオッケーな感じだった。終盤の羊さんのシーンはあれだね、キングスマンの威風堂々が流れてたあのシーンを彷彿とさせてくれました。笑
エミール・クストリッツァ監督、今回は主役も兼ねる。ジプシー音楽と称してよいのだろうか、散りばめられたリズミカルな土着の音楽を体感。これだけでもお値打ち。舞台は「とある国」とされているけれど、ロケ地は旧ユーゴスラビアだろう、その風景も魅力だ。ファンタスティックで愛に包まれた物語だが、後半の後半、監督が自身に酔い、些かコントロールを失した感じがする。でなければいま少しタイトな作品になっていたはずだ。
くみ

くみの感想・評価

5.0
最高。なんて充実した映画なんだ 詩情とユーモア、男と女の逃避行にハラハラ。そして最後のあまりに美しい幕の閉じ方。興奮冷めやらぬ!
監督9年ぶりの新作。
変わらず動物と戦争と花嫁と動物のモチーフで構成された夢とも現実ともつかない世界。そこに加えられたユーモアのさじ加減が絶妙。
クストリッツァワールドは1度はまると抜け出せなくなります
meltdownko

meltdownkoの感想・評価

4.0
コスタのバックグラウンドについて話す人々のセリフがやたら説明的だし、序盤から割と唐突かつダルい展開が続くのでクストリッツァももう年なのねと思っていたら人間あるいは羊が有様になっていく光景で完全に私の目が覚める。クストリッツァはどうやら存在の必要十分条件を人々の記憶の中にあると定めていて、最後に見せる行為はある人の存在をとどめておくための喪の儀式と言ってもよいのだろう。15年の果てにたどり着いた先のラストシーンが圧倒的だった。ただクストリッツァが自分で主演やるのはどうかと思ったけど。
kocha

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3.4
いきなり豚の断末魔が聞こえて、死の生々しさに顔をしかめる。ただ少し過激な描写の中でも、明るい登場人物達に思わず笑みが零れる。動物とのふれあいは健在で、作品通して男女の愛の原点を見た気分になった。
コスタの奏でるツィンバロムの音が今日みたいな雨の日に合い妙に印象に残ってる。
正直めっっっっっっちゃ期待してたのでスカされた感………

若干チグハグなCGや展開に興ざめしちゃってダメだった、クストリッツァ好きだっただけにかなり悲しい……
"愛へ続く道を進め"

3つの実話と多くのファンタジーから成る物語。

実写にこだわった多く動物と戦争の愚かさとエネルギッシュなラブストーリーにバルカンミュージックが最後までぎっしり。

遊び心に満ち、騒がしくてシュールな感じなのに終わった後余韻がじわっとくるクストリッツァ作品大好き。本人曰くもう監督兼主演はやらないらしい。
たらこ

たらこの感想・評価

4.0
衝撃。クストリッツァ作品が好きなら、集大成として楽しめる良作。
なつめ

なつめの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

いつものようにアヒルやロバ、味わい深いお婆ちゃんが登場するも、思いのほかかなり戦争映画だった。映画館で聞く銃声はDVDと違って体力を削ってくる。楽しいパーティのあとのどかな三角関係が展開されるのかと思いきや、人が根こそぎ、ざっくり命を奪われてしまって言葉がなかった。残された者の悲しみを、戦争があった国の人たち一人一人が負っているということに圧倒される。みんなが羊飼いのおじさんの言葉を自分に言い聞かせて生きているのだろうと思ったら、エンドロールまできてから不意に涙がこぼれてしまった。

音楽映画でもあって、東欧のリズムと和声が効果的。ハイテンションな押しかけ彼女が危険な感じでよかった。