地獄愛の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

地獄愛2014年製作の映画)

Alleluia

上映日:2017年07月01日

製作国:

上映時間:93分

3.5

あらすじ

シングルマザーのグロリアは、出会い系サイトを通じてミシェルという男に出会う。ミシェルは寂しい女性を夢中にさせ、女性の性的欲求を満たすことで生計を立てる結婚詐欺師であった。グロリアはミシェルに出会った途端深い恋に落ち、ミシェルが結婚詐欺師だと知ってもその恋は冷めることはなく、娘を放棄するほどミシェルを付け回し、二度と自分から離れないように強要する。最初はそんなグロリアを恐れていたミシェルも、いつし…

シングルマザーのグロリアは、出会い系サイトを通じてミシェルという男に出会う。ミシェルは寂しい女性を夢中にさせ、女性の性的欲求を満たすことで生計を立てる結婚詐欺師であった。グロリアはミシェルに出会った途端深い恋に落ち、ミシェルが結婚詐欺師だと知ってもその恋は冷めることはなく、娘を放棄するほどミシェルを付け回し、二度と自分から離れないように強要する。最初はそんなグロリアを恐れていたミシェルも、いつしかその異常な愛を心地よく感じ、兄弟と偽り共に結婚詐欺をする道を選ぶ。 しかしそんな二人の歪んだ愛は、やがて未亡人を次々と殺す狂気へと変わっていく―。

「地獄愛」に投稿された感想・評価

愛は狂気に変わる。。アート作品として、なかなか面白かった〜。
思い返すとコントだったんじゃないかとさえ思うのです。もうね、笑っちゃう
男の愛に女が溺れる。女の真実の愛に男が翻弄される。孤独が生み出す狂気。結婚詐欺師でもなんでも、満たされない心の穴を埋めてくれる男がいるのなら鬼にだってなれる。ごく普通のシングルマザーが嫉妬に狂い、愛する者への裏切りに怒りをぶつけず、男が目を付けた女性に牙を剥く偏執的かつ悪魔に憑りつかれたような想像を絶する暴力描写に閉口せずにはいられないほど強烈なストーリー…。

無計画で短絡的な行動。男も女も脳が死んでいるかのように同じ過ちを繰り返す。それを粒子の粗い16mmフィルムの質感を上手く使って実話をより本物らしく映し出しているのだから全然笑えない。恐すぎる。恋愛映画のはずなのに、秒針が進む度に地獄の奥深くへと転がり落ちていく二人。

あまり相性が良すぎるのもマイナス作用になるのかな?切り落とされる足首。修正が加えられていたけど、ノコギリが骨を粉砕する生々しい音だけで十分堪えました。邪魔者は消して、自分たちの都合の良い状態を維持しようなんて身勝手な思考は精神が崩壊している以外に考えられない。臭い立つように密着する中年男女の乾いた肌。見るに堪えがたい。こんな女に蝕まれるくらいならいっそのこと死んだ方が天国。題名通り本物の地獄愛。恐怖映画を見ているようだった。

【2017年7月5日(水)新宿武蔵野館で鑑賞】
いち麦

いち麦の感想・評価

3.0
熱苦しく燃え上がる嫉妬から狂気に満ちた殺意へと移るグロリアが凄まじく歪な二人の関係をねじ込んでしまうほど。一部を遮られた見通し悪い狙った構図や徹底した寄りのショットがエロスを駆り立てる。実話ベースで展開はやや退屈。
亘さん

亘さんの感想・評価

2.2
結婚詐欺師で異常性欲を持つクズ男と、色情魔のサイコパスのおばちゃんが出会って次々と人を殺すというお話。
実際のマーサ・ベックとレイモンド・フェルナンデスの事件も知らなかったけど、『地獄の逃避行』『ナチュラル・ボーン・キラーズ』よりももっとドロドロした話だった。

お互いに元々おかしいんだけど、相乗効果で更にサイコパス度合いが強くなるもんなのか、とにかくやることなすこと無計画。無計画っていうか女の方が嫉妬に狂って耐えられなくなる。実在した2人は20人以上の女性を殺して死刑になったけど、映画ではそこまで描いていない。どちらかというと女のグロリアに焦点が当てられていて、女の狂気のほうが強いような雰囲気で終わった。
1940年当時はあのレベルで騙される人が多かったんだろうなぁ。
dorakoo

dorakooの感想・評価

4.2
クズ男と、嫉妬で発狂する女。光と影がうまく使われていた。主演女優の演技力が見事!エンドクレジットが出はじめてもドキドキさせられた。
ごてふ

ごてふの感想・評価

3.3
新宿・武蔵野館にて。キャパ85席がほぼ満席。妙齢の女性が多かったのには驚いた。原題はラテン語の«ハレルヤ» 何と皮肉なその響き。これは相当体調が良くないと毒気に当てられて滅入る内容である。純愛でも偏愛でも突き詰めてゆくとホラーになる。安易な感情移入など拒む強烈な欲情と犯行を重ねる主演二人。何かに憑依された如く適役でありました。画面の陰影やザラつきに独特の質感あり、後で調べたら監督はデジタル嫌いで16ミリで撮影したとのこと。場末感溢れる当劇場の椅子で固唾を呑み、スクリーンに炙り出される淫靡・陰惨な罪深き所業を凝視して、これも映画と嘆息をひとつ。
カンダ

カンダの感想・評価

5.0
クール。
必要なところは定番を抑えつつ、新しめのカッコいいことしてて、そのバランスも良。

女も男も究極だった。全然追いつけない思考の展開で気分が良い。

フリボケ裏切り。

やりたいこと・やってること、いろいろあるのに全然良。うまく噛み合ってるというか、積み上げられてるというか。


嫉妬。性欲。狂気。
実話。
kyoko

kyokoの感想・評価

3.2
ハネムーンキラーズから少しインターバルを置いての地獄愛。

おばあちゃんの奉仕姿がキツイ。
突然のミュージカル調とボカシがダサい。
おばちゃんの本気の地団駄とカバのモノマネのセットがウザい。
音楽や照明の演出が、クラシカルにしたいのか前衛的にしたいのかどっちつかずで中途半端。

今となってはマーサのほうが百倍可愛げがあったなー。

グロリアの表情がグワッと変わるあたりは見応えがあった。
すでに女の嫉妬が見え隠れしてる女の子の演技も凄かった。
結果、男の影がどんどん薄まるという、やはり怖い女のお話。
ちょっと共感できなすぎる強烈メンヘラぶりで、これはもうオバケみたいなホラーとして観たほうがいいのかな。貞子的な。
キナ

キナの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

ミシェルを愛するあまりすぐ癇癪を起こして暴れ、金を巻き上げる役目も忘れて女を殺しちゃうグロリアがもうトラウマレベルで気持ち悪くて恐ろしかった。

行動を文章にしても別にスリラーにありがちな殺人女だなーくらいに見えてしまうけど、
あの狂気を孕んだニコニコ笑顔や異常な空気がスクリーンからビンビン伝わってくるのでこちらは鳥肌立ちっぱなしだった。

役者の演技と演出、顔面アップ多めのカメラワークや音響と音楽も効果的でかなり不快な気分になる。
なんだよあの全裸キャンプファイア!!怖いよ!!
突然のミュージカルもキモいよ!!
けど嫌いじゃないよ…

グロリアの歪んだ大きな愛とは対照的に睡眠薬を使ってまでたくさんの女と肉体関係を持ちたい性欲馬鹿のミシェル。
最初は金目的でヤリ捨てしてやろうくらいの気持ちだったはずのミシェルが最後完全にグロリアに食われてるのが面白かった。
出てくる女がことごとく熟女(というかババアに近い)で、その崩れた肉体と目を見開いた皺くちゃの表情を執拗なくらい生々しく見せてるのがまた気持ち悪かった。

ストーリー自体に引き込まれるような魅力はないものの、グロリアが強すぎて凄いもの観てしまった…という強烈な印象になる。
吐き気もするけど結構楽しめた。
ただ、二ヶ所出てくるボカシはかけないで欲しかった。生で写して欲しかった。