永遠のジャンゴの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「永遠のジャンゴ」に投稿された感想・評価

新田畳

新田畳の感想・評価

3.6
ラスト30分のパーティーの演奏シーンが特に素晴らしかった。
二本指奏法の再現度も高いうえに、音楽の質も非常に高くて大満足。
わりとジャズ映画ってこの辺の質が微妙だったりするので素直に凄いと思う。

ただ気になったのが出てくるロマ族が変に小綺麗で行儀が良く、トニー・ガトリフ作品を見慣れてるせいもあってか人種差別に関する演出は説得力に欠ける部分があったように思う。

ジャンゴ・ラインハルトの生涯が焦点なので仕方がない部分ではあるのかもしれないが。
MICKKICHI

MICKKICHIの感想・評価

3.6
孤高のジプシー出身の天才ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトのファシズム下のパリからの逃亡生活にスポット当てた作品。
演奏シーンも迫真。あまり語られない作曲の秘話を取り入れ、サスペンス仕立てで観がいがある。
MikiN

MikiNの感想・評価

3.7
ジャンゴ・ラインハルトというジプシーギタリストがいるということは知っていたけれど、正直そんなに詳しくない状態でこの映画を観て、
第二次世界大戦中にジプシーたちがうけた迫害の歴史と重ねて彼の人生を知ることができて良かった。
この物悲しく官能的なギターは、ジプシーにしか出せない。それがロマ音楽だった。『ショコラ』にも使われていてずっと好きだった。それにしても、ジャンゴのお母さん最高
1943年、ナチス・ドイツ占領下のフランス。ホールを連日満員にしていたジプシー出身のジャズギタリスト、ジャンゴ・ラインハルト。パリでもっとも華やかなミュージックホール、フォリー・ベルジェールに出演、その華麗なパフォーマンスで満員の観客を沸かせていた。彼の人気に目をつけたナチスは、彼をプロパガンダに利用しようと、ドイツ・ベルリンでの公演を画策する。その公演にはナチスの宣伝相のゲッペルスや、ヒトラー総統も来るかもしれないという。自分がプロパガンダに利用されることを意に介せないジャンゴは、「俺たちはジプシーとして、俺たちの音楽を演奏するまでさ」とうそぶくが、ドイツ軍の動きに精通している恋人のルイーズから、フランスの国内外でジプシーたちが迫害を受けていることを知らされるのだった。。ジプシーの血を引く伝説的ジャズギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトの真実に迫る人間ドラマ。「大統領の料理人」「チャップリンからの贈り物」の脚本家エチエンヌ・コマールの監督デビュー作となります。

毎年夏に近づくと、なぜか戦争ものが多くなってきます。日本も戦後70年をとうに超え、第二次世界大戦自体も過去の出来事から、徐々に歴史の一ページになろうとしています。その中で、ホロコーストというとナチスによるユダヤ人迫害のみが取り上げられやすいのですが(まぁ、ユダヤ人の母数が多いのと、ハリウッド自体がユダヤ人中心の社会から成っていることもあるので)、ファシズムという全体主義の中で、ユダヤ人と同じように迫害を受けたのが、同性愛者の人たちであったり、障害者の人たちであったり、本作で取り上げられているジプシーの人々であったりすることを忘れてはいけません。ジプシーというとヨーロッパの流浪の民という定義で、ユダヤ人ほど明確な血の定義があるわけではないですが、全体主義という社会では国の区別なく流れていくだけの彼らの存在は、生産力のない疎ましい人々と蔑まれるような傾向があったのでしょう。スペインのフラメンコなどのルーツともいわれるロマの音楽はすごく熱く、ジプシー映画を多く扱っているエミール・クストリッツァ作品を見てもよく分かる。ちょうど、今この感想文を書いているときに、ある国会議員の不届きな発言が世間を騒がせていますが、単純に生きるということだけでも、社会にとっては大きな貢献になることは本作を観ても力強く感じるのです。

アレン映画好きな人には、ラインハルトというとアレンの「ギター弾きの恋」という作品を思い出しますが、あちらはジャンゴに憧れた男の甘い恋物語だったのに対し、本作はジャンゴその人がギターだけではなく、人々を鼓舞するような熱い音楽を、ナチスという巨大な組織に対して音楽で立ち向かっていた猛者であったことが深々と伝わってきます。後半のスリリングな脱出劇はもしかしたらフィクションなのかもしれないですが、実際にナチスに利用されようとした中でも、自分の音楽に反体制の強いメッセージを込めたのは事実だと思います。音楽という中で合っても、他のどの分野においても、自分の仕事に魂をこめれる人ほど美しい姿はありません。

実在した天才ギタリストの姿を描いた作品。

ナチスの戦争犯罪はユダヤ人だけに対してではなかった...
本当に映画はいろんなことを教えてくれます。

1943年6月 フランス アルデンヌ。
森の中で音楽を奏で暮らす人たちを兵士たちが容赦なく襲う。
迫害されたのはジプシーの人々...ナチスの知られざる民族迫害の歴史が暴かれる。

所変わって、ナチス占領下の仏・パリのコンサートホール。
演奏をしているジャンゴ・ラインハルトは、ジプシー出身の人気ギタリスト。
そんな彼に、ナチス幹部からドイツ公演の話が舞い込む。
彼は、仲間のジプシーたちが迫害を受ける中、重大な決断を迫られることになる...

この作品を見るまで知らなかったのですが、ナチスに迫害されるジプシー(ロマ)の人たちがいたのですね...胸が痛みます。

そして例外なく、ジャンゴ自身にもナチスの魔の手が迫り、一旦家族と一緒にスイスを目指すのですが...

レジスタンスとの協力も取り付けて、ストーリーは終盤へと展開していきます。

ナチスはジャズに対しても厳しい取り締まりを...😥
キーはメジャー中心、ブルースはダメ、テンポの速い曲は🆖、シンコペーションは5%以下?、ソロは5秒以内...何というがんじがらめの規則💢

でも、ジプシー音楽とジャズを融合させた独自の音楽を武器に、ジャンゴはナチスに戦いを挑んでいったのです。
そういう事実を踏まえて、彼の奏でるギターの音色に耳を傾けると、なんとも言えない哀愁を感じました。

※実際に、主演のレダ・カテブが吹き替えなしで、一部演奏したシーンもあるようで...一年ほど猛特訓を積んだそうです。
執念の役作りですね。見応えありでした。
pinoco

pinocoの感想・評価

3.3
ギター演奏がかっこよかった♬
実話ですね。
こんなギタリストがいたなんて初めて知りました。
ラストの"迫害を受けたジプシーのレクイエム"が素晴らしい❣️
えひ

えひの感想・評価

4.0
物語:0.8
演技:0.8
音楽:0.8
映像:0.8
美術:0.8
ryoto

ryotoの感想・評価

3.3
想像してたのとは違ったけど、やっぱり音楽って人の心にひびくんですね、、
音楽に関わりたい。
ジャンゴの自伝的な映画かと思いきや、ナチスによるジプシーへの迫害がメインとは