このレビューはネタバレを含みます
点数がつけずらい。
同じ地球に住んでいて、どうしてここまで違うのか…
理不尽に殺戮が繰り返される場所があるということ、突然家も家族も居場所も失ってしまう人がいるということ、でも全部実際にあることで…
アキ・カウリスマキ監督作4本目を、初めて劇場で鑑賞。彼の作り出す作品でしか味わえないこの雰囲気がやっぱり好きだ。相変わらず登場人物たちは無表情なのに、優しさが滲み出ている。
前作ル・アーブルの靴み…
自称・友達はいない店主のさりげない優しさや懐の深さ、妹の為に数多くの危険を冒しても、あの展開を淡々と受け入れる主人公とか、じんわり素敵。
もう少し慌ただしくない気分のときに観たら、もっと浸れたかもし…
難民三部作の前作「ル・アーヴルの靴みがき」は舞台がフランスでしたが、今作は監督母国フィンランドが舞台。ネオナチなどフィンランドでの移民へのイメージを感じとれます。カウリスマキ監督映画には必ず笑うシー…
>>続きを読む© SPUTNIK OY, 2017