静止画のリズムと糸で操る顎
時と対峙し恐れた日がありまして、ファウスト博士に何かを教えてもらえたらと…何千ページの苦行から逃げ、初ヤン・シュヴァンクマイエル。
全編クレイアニメーションだと勘違い…
原本さえも知らず、クレーンアニメという事だけで視聴を進める。謎が謎を呼ぶ展開で解読不可能な世界観だった。ただそれでも見続けてしまうのだから不思議でしょうがない。
ストップモーションもあるがメインは…
短編で今までやってきた事を全部詰め込んだような映画。
よく言えば(ダークな)おもちゃ箱みたいな作品だけど…
悪く言えばゴチャゴチャしてて統一感がなかった印象。
まぁ後者が強いです。
クレイアニメの…
クレイアニメを使ってゲーテの『ファウスト』を再現。
どこまでゲーテの作品に忠実かは疑問だけれども、「神」「悪魔」の存在が、海外の人から見たら日本人が見るのとでは重さが違うのかなぁと。
作品単体では、…
クレイアニメのストップモーションが十八番のシュヴァンクマイエルだけど、こっちは人形劇主体。
現実と寓話が錯綜する流れは、滑稽で面白い。人間臭い人形達の所作から、悪魔と道化には愛着すら湧いてくるほど…