シェストレムが描く道化師ロン・チェイニーの復讐劇。全てを失った成れの果て。自分のことをHEとしか言えない哀れ。ロン・チェイニーが素晴らしい。シェストレムのヒューマニズムとエンターテインメントは黒澤明…
>>続きを読むオオカミたちがなにをしているのか、あるときフォア・トレイがまじめくさって言ったことがあった。オオカミたちは尻を地面につけて月を叱っている、というのだった。冗談に調子を合わせて、なぜ月を叱るのか、と…
>>続きを読む途中ちょっと寝てしまったので、起きていた部分の感想。
研究が完成→発表の部分や、女性が捨てられる部分では、話の省略させ方が良かった。
全体的にスケールが大きく、学会の様子や、サーカスの観客は数も…
人々の視線と嘲笑の破壊力は『ジョーカー』の何倍か。『笑ふ男』よりもヤバかった。学者やピエロ群や観客もだが、ノーマ・シアラーによる顔面スラップとアハハ笑いが暴力すぎた。ロン・チェイニーが無人のサーカス…
>>続きを読むヴィクトル・シェストレム監督作品。
ロン・チェイニー演じるポールは、長年の研究が実り、新発見をするが、パトロンである伯爵に成果を奪われ、また妻も伯爵に取られる。ポールは自身の不幸を笑いにして、サーカ…
「天罰」「笑う男」も凄い作品だったが、本作はそれをも凌駕し現代に相通じるものがある。あまりに痛切すぎて正直見ていられない。ジョーカーの先祖は本作の方が適任かもという気がする。あまりに酷い状況に当の本…
>>続きを読むやっぱキースリチャーズに似てるチェイニーさんの表情作りもさることながら男爵の眉一つ動かさない様子も凄いな。
その演目どこがバカウケポイントなのかは分からなかったけど言いたいことはよく分かりますってや…
久々に衝撃が走った映画。
自分の研究と妻を親友に奪われた男の、壮絶というにはあまりにも痛切な復讐劇。全てを失い、人に笑われることで心の喪失を埋めようとする主人公を演じるロン・チェイニーの繊細な演技…