戒厳令時代に思想犯として投獄された人達は何万人もいて、処刑された人は何千人もいたという。
残酷な取調べや十年を越す投獄から戻った老人の心は友を裏切ったという自責の念から逃れられずにいました。
友を…
レビューではないんですが、処刑されたタンさんへかける言葉がナゼ日本語なのかがわかりかねました(墓参時の「すみません」など)。
かつての公用語が日本語か台湾語だった、というのはもちろん分かるんですが、…
劇伴がめっちゃモリコーネ臭かったせいで思った以上に感傷的な作りになってて内容としては結構辟易させられたのだけど、開幕のシーンなり終盤の墓前のシーンだったりと心に残る映像もちょくちょくあったから嫌いに…
>>続きを読む1950年代、台湾の戒厳令と白色テロの時代、投獄された主人公コーは拷問に耐えきれず、仲間タンの名前を言ってしまい、タンは処刑されてしまいます。30数年後、出所したコーは自分の犯した罪に苦しみ、タンの…
>>続きを読む【台湾巨匠傑作選2018】
娘の『政治には関わりたくない』と言うセリフが重かったです。
亡くなった方も、生きている者も、その家族も苦しみ続けた時代。
無数の灯明が許さんの心を癒してくれているようでし…
二・二八事件を発端として始まった蒋介石率いる国民党政府による反体制派の政治的弾圧白色テロの被害者であるお爺さんの贖罪の旅を描いた作品なのだが、回想シーンに出てくる世界仰天やアンビリーバボー辺りの安っ…
>>続きを読む冒頭、静的&スケール大な感じはまるで「ホッとさせる刑期終了の護送」を描いてるみたいでセンスの迸りだった。
女優さんが目を真っ赤にして鼻水垂らして泣くところ瞳に焼きついたし、超級とまではいえないが終盤…
観てから随分長く余韻のなかにいた。
沈黙が多くスローペースで進む映画。それだけに、バッハのシャコンヌのように重い。けど美しい。特に映像と、詩的なことば選びが。
父と娘、お互い相手が苦しんでいることを…
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