リコリス・ピザを待ちながら⑤
円満な夫婦生活には歩み寄りの精神が必要…などとはよく言うけれど、それにしたってこんなサイコ・ラヴ・バランスあり?深淵すぎる愛のかたち。
'50年代のロンドン、貴族や…
イギリス人じゃない監督がイギリスを舞台の映画を撮ると、憧れが作用してファンタジーになるような…
というか、この倒錯した内容はアメリカが舞台だと「シック」に決まらないよね。
観ているだけでお腹痛くな…
レイノルズの逞しい追求力は冷淡に映りただ見詰めているしかないシリルにはその力を大きく削ぐことが唯一の道だと気付いた
導かれていくレイノルズは愛情が度を越え流れる水のように何もにも染まらない恍惚の海…
ドレスの仕立てをする容姿端麗な男性・レイノルズと、彼に惚れた女性・アルマの関係の変化を耽美的に描く。自身の周りの全てを掌握したい彼に対して、自分の方法で彼を愛そうとする彼女。2人に待ち受ける結末とは…
>>続きを読むイギリスファッションデザイナーが見初めた女性に関白宣言してから関白失脚するまで。
かっこつけた楽しい話。
セットとか食事とか道具とか、ちゃんとしていてわくわくする。
俳優陣も良い顔。
かちゃかち…
PTAはデビュー作『ハードエイト』から本作『ファントム・スレッド』に至るまで、徹底して“疑似の親子関係”を描いてきた。もっと言うと、“疑似”であるが故に、倒錯的な形でしか“つながり”を感じることので…
>>続きを読むストックホルム症候群の話、が反転していく。ピグって、ピグり返しのエディを匂わせて強制ピエタ。(連れ去られた女は母になり最後は逆に男を寝室に連れ去る。男のモラハラの質もマニピュレーターのそれから反抗…
>>続きを読む出来上がったドレスとアルマが一緒に映る病気が治った日の朝、ドレスではなくまずアルマの方に歩み寄るレイノルズ。さらにカメラは二人に寄りドレスを排除する。
このレイノルズの変化を映像によって表現している…
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