「該当者なし」となった第2回大島渚賞での黒沢清の
「『いろいろあったけど、よかったよかった』となる映画が多すぎる。本当にいろいろあったなら、人は取り返しのつかない深手を負い、社会は急いでそれをあっ…
巨匠、大島渚の長編デビュー作。
鳩の帰巣本能を利用して生活費を稼ぐ貧しい少年と富裕層の役員令嬢、プロレタリアとブルジョワの埋めようがない本質的格差と断絶を冷徹な眼差しを以って僅か62分の尺に刻み付け…
ひとは自分が育った環境でしか世界を築けない
だから、ものごとを捉えるものさしが自己と他者で異なるのはごく当然のことだ
でも、それでも、
自分の境遇は、生きる環境は、宿命として目の前にたちはだかり、…
大島渚の27歳のデビュー作品。
後の、わけわからん系ではなく、リアルで辛口な語り口。
愛も希望も、ありそうでない街の話。
鳩を売る貧しい少年と、その鳩を買う金持ちの少女。二人が出会い、距離を縮…
これがデビュー作は天才すぎだろ…さすが大島渚
愛と希望を持つには金が必要
『パラサイト』で「性格が良いのは金があるから」みたいな台詞があったけどまさにそうなんだろうな
鳩を手放すしかなかったプロレタ…
松竹株式会社