シャンソン歌手で若くて金髪の美女クレオは精密検査の結果が今日出るのを待っている。5時。タロット占いで彼女の病気を言い当てられてしまう。そこから2時間、カメラがクレオに寄り添いパリの街を映し、新しい曲…
>>続きを読む 全てが斬新だった。
シーンごとに「何時何分から何時何分のクレオ」という言葉が刻まれて、シーンが一つの詩みたいだった。
街並みや服装はお洒落なのに対し、主人公の悩みは病気。そのコントラストに驚く…
若く美しい「わたし」の目の前に死が突如現れてしまったら。
癌検診の結果を待つクレアの5時から7時。
気を紛らわしても、ささいなことに死を予感し気分は淀んでしまう。心配する友人も背を向けて去った瞬…
大きな水玉
美と戯れたらお洒落が生まれたかの様。
憂鬱な色したタロットに白いテロップがのり、鮮明なモノクロームのパリへ。少し無機質で少し幾何学的でいて女性的。ドーナツ盤3枚を出したポップシンガーが死…
5時から7時まで(正確には6時半まで)の90分間、ガン検診の結果を待つシャンソン歌手クレオを、ほぼリアルタイムで追っていくヌーヴェルヴァーグ作品。
アニエス・ヴァルダという女流監督ならではの視点が、…