旧東ドイツに縁がある、原作者クレメンス・マイヤー、この原作短編小説を映画化したトーマス・ステューバー監督による本作は、旧東ドイツにある巨大スーパーを舞台に、そこで働く人々のドラマを静かなタッチで描い…
>>続きを読む「ようこそ、夜の時間へ」
静かに流れるG線上のアリアが沁みる(冒頭の美しき青きドナウもいいけど)。
一見ぶっきらぼうに見えるおじさんたちが、さりげなく教える「禁煙」と「オヤツ禁止」のルール(は、守…
スーパーの裏側の仕事のドキュメンタリーのような感じ。
ベテランの親切で自由な先輩たちや、仲間を心配するおせっかいや、仲間意識が心地いい職場です。
だけど、皆孤独で・・だからこそ、職場では陽気なのかな…
服の下の刺青のように、わたしたちの心の表に出ている部分はごく一部であって、だからこそ些細な言葉や動作に刻まれたその人の心の動きを慈しむべきなのだろう。そうすることでしか、人は支えられないし、手を取り…
>>続きを読む深夜の大型スーパーマーケット、通路のライトに照らされ、綺麗に陳列された商品を背景に走るフォークリフトがとても美しかったです。
まさかフォークリフトに泣かされる日がくるなんて…
社会の片隅にいる人々…
息が詰まる。閉塞感に圧迫されるようで辛い。そんな中でも前を向いて生きるというそこはかとない感情を感じ取る映画。個人的に閉鎖的な空間にばかり気をとられがちだった。
波の音に気付こうとする姿勢が今現在へ…
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