このレビューはネタバレを含みます
それぞれの絶望の果てを探し続ける物語。
日本の映画表現の中では、かなり踏み込んだ内容、演技だと思う。
伏線の回収の仕方も丁寧だし、かなり繊細なテーマを乱暴に扱うことなく、また逃げることなく作品に落…
想像していた以上に映画から放たれる圧が凄くて、何よりも初期衝動を優先して作られたかのような荒削りっぷりに、思わず面を食らってしまいましたが、それ故にこの作品が噂に違わぬ怪作になり得ていて…。この作品…
>>続きを読む自分は全くダメだった。とにかくまともな人間が1人も出てこない。これを人間社会の不条理を描いてると取るか単純に人間を描けてないと取るか。自分は後者。何か出てくる人物がステレオタイプを当てはめたようなの…
>>続きを読む冒頭から引きずり込まれました。
兄妹の激しい生きざまに最初は戸惑いましたが、最後には心の中で応援している自分がいました。
「殺人の追憶」のような韓国映画のテイスト、昔見た日活ロマンポルノのテイストが…
自分で言うのもなんやけどある程度恵まれ環境の中で生活していて、全国の限られた映画館でしか上映されていないこういう題材の映画を選択して観るような層の人間が観ても、到底現実社会で起こっているリアルなこと…
>>続きを読む本作はまず兄妹を足元から映し出す。片足を引きずりながら歩みを進める兄と、段ボールで日光を遮断した室内に鎖で繋がれる妹。あるいは地べたに這いつくばって土下座し、砂浜で元雇用者にもみ合いになる。この最底…
>>続きを読む話の設定が中々エグいなあと思て最初観ててんけどそこ止まり。ストーリーあれへん。途中から段々飽きてきて、最後どないすんのやろだけに関心移るも、大した結論もなし。こういう映画撮ること自体の心意気は評価す…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
凄い映画。やはり表現はこういった"普段見えないもの(見ようとしていないもの)"に目を向けさせるものであるべきだと思う。
普段自分が気付いていない(軽視している)けど、日本や世界のどこかに確実に存在…
(C)SHINZO KATAYAMA