ラ・ポワント・クールトに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『ラ・ポワント・クールト』に投稿された感想・評価

メロドラマ(男女劇)とトポス(場所)。

この2つの要素が対立することなく、溶け合うように共存しながら、映画の語りを深めている。またそれは、劇中で唯一用いられる音楽(クラリネットの二重奏)のように、…

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【死んだお魚。枯れ果てた愛】
久し振りにヌーヴェルヴァーグの風を浴びたくて。
そしてフィリップ・ノワレ様お目当てで鑑賞いたしました。
ベルイマン監督みがあるなと思ったら本作の方が先駆けでした。凄い。…

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Amazon Prime Videoで鑑賞。

①漁村ラ・ポワント・クールト(La Pointe courte, フランス🇫🇷南部エロー県セットに実在するらしい)では、水がバクテリアで汚染されている…

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S
3.6

ヌーヴェルヴァーグの始まりとされる本作品は、田舎の漁村に暮らす人々の生き様(ドキュメンタリー)をベースに倦怠期の夫婦の会話(フィクション)を描いている点においても興味深い。
実在の村で撮影され、村名…

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kaorui
4.0

なんと伸びやかな作品なのだろう。
湖畔にへばりつくように建つ路地を舞台に、夫の故郷への旅を通して再生していく夫婦のドラマを横糸に紡ぐ。ポスターにもなっているが正面を向いた妻の顔と夫の横顔を精巧に重ね…

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3.4
ドキュメンタリータッチに撮られた漁村の暮らしと都会から帰ってきた夫婦の演劇的で現実離れした会話の対比が面白い。
その間を埋めるように自由に生きる猫たちの姿も印象的。
3.8
左岸派アニエスヴァルダ長編デビューのドラマ
漁村で起こる出来事と並行してある夫婦の関係を描く
この夫婦のシーンはベルイマンリスペクト的な構図が見られる
祭りのシーンが印象的
4.0

これ、ベルイマンじゃね、まるっきり『鏡の中にある如く』(1961)じゃんか〜、、、と思って鑑賞後にBlu-rayのリーフレットを読んでみると、曰く、『ペルソナ』、『沈黙』、『鏡の中にある如く』に影響…

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いかにも芝居がかった台詞劇の後ろで気ままにしている猫、その直後どう見てもガチで殴ってる子供へのビンタ、差し込まれる漁村のキャンディッドな風景、活動「写真」の奇跡をずっと見てるみたいだった、話はよくわ…

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いき
3.8

いたるところに猫がいた。
子猫、元気な猫、死んだ猫、
丸まる猫、伸びをする猫

旅行者夫婦の詩的な会話のおもしろさと
漁村の人々の日々の愛おしさ

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