なかなか見応えのあるサイコ・サスペンス。主演の小池栄子の狂った瞳が印象的。極端に少ない台詞廻しや端正な画作りはロベール・ブレッソン等を彷彿とさせる。現代社会からドロップアウトしたい人には打って付けの…
>>続きを読む【キネ旬日本ベストテン2008 第9位】
とにかく小池栄子の演技を堪能する映画。最近の小池栄子の成熟ぶりに比べればまだ物足りなさを感じる部分はあったが、当時これをみた人にとっては強烈だっただろうな。…
久々にこれはやられましたと降参宣言してしまう映画に出会ってしまった。それこそ小池栄子とトヨエツのように。全く関係のなかった3人がとある事件を境に点と点で繋がっていく。はぐれ者の深層心理に近づいたつも…
>>続きを読むカットを割るということの正解がこの映画にはある。冒頭の事件から田園や面会室での会話、ありとあらゆるシーンのカット割りがもうこれ以上ないというほど厳格でビビる。
後ろ姿の演出が抜群。ワンカット目の階段…
“ブレッソンmeets増村”
黒沢清、青山真治らと同じく蓮實重彦のもとで映画を学んだ立教ヌーヴェルヴァーグの一員、万田邦敏監督の代表作。
公開当時、小池栄子が“ヤバイ女”を怪演したと話題になって…
なんとなくこの絶望感を理解出来てしまえる自分が虚しくなるが、同時に小池栄子がすげぇ!としか書けない自分が悲しくなる。正直乳がデカすぎて存在感…重力…なんて思いながら観てしまった自分もいるが、人生の根…
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