このレビューはネタバレを含みます
シアマが言うようにこれは「レズビアンの映画」である。
女性の視点が交差し、対等性によって生じる緊張を描いている。
男女では成立しない物語。
シアマはレズビアンで、主演のアデルもレズビアン。
そして…
私が今まで観た女性同性愛をテーマに描いた作品の中で、最も印象に残った作品でした。それほど強烈に心惹かれた作品です。
セリーヌ·シアマが監督脚本をした今作。この人の作品は、ぼくの名前はズッキーニしか観…
レズビアン物のロマンス作品。
静かで美しい作品だった。
生々しさがなく、ただ単純に青春恋愛映画として見える。でも、二人の恋が実ることは許されない。男尊女卑のこの時代を鋭く切り取った、まるで、オペラの…
ジブリの『思い出のマーニー』に似ている。孤島にひとりぼっちも、伝えるメッセージ性も似ている。孤独な女性とまた別の孤独な女性がお互いの熱い思いを伝え合い、理解を深めあっていく物語である(レズビアン的な…
>>続きを読む全然関係ないけどこの間、昔の、高校生〜大学1年の時の自分のTwitterを見たら、あまりにも何かを一つの価値観でジャッジしているツイートばかりで、大学に行けてゼミに入れて学ぶ機会を得られて今の自分に…
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絵画のように美しく、
繊細で儚く消え入りそうな世界で、
静かにぶつかり合い、解け、燃える関係。
『アンモナイトの目覚め』と似ているが、あの時代はこういう結末がほとんどだったのだろうなと。
永遠に…
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小舟を揺らす海のような激情を、空のように淡く繊細で、炎のように美しく儚い映像で描いた秀作。静謐のなか響くドレスの衣擦れの音、床のきしむ音、紙とペンの触れ合う音が美しい。特にラストシーンからは目を離す…
>>続きを読む(c) Lilies Films.