このレビューはネタバレを含みます
原作:水上勉
実際に小坊主として瑞春院で働いていた原作者による、禅寺の堕落した実態を告発する恨み節的な作品。
愛欲にまみれた煩悩だらけの住職と、されるがままに溺れていく愛人。
真面目に努めながら…
寺なのに、住職なのに、煩悩だらけで欲まみれ。
小坊主に同情して欲情のシーン、もっと官能的に撮ってほしかった。
ラストの雁の寺として観光地になって大盛況。
これは襖絵の雁の親子目的。
こんな悲しい過…
寺って、現代基準で考えると パワハラ・セクハラてんこ盛りのブラック企業という捉え方もできるんだなあ などと思った。ホワイト企業に入れなかった従業員の足元を見て、限界までこき使うところも似ている。
内…
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原作未読。
原作に忠実なのか?後味の悪いカラーのラスト。
鑑賞後のなんとも言えない違和感。
小僧の名前が捨吉。名前から生い立ちを想像してしまう…
口減らしの為に預けられた寺が悪すぎる。
悪態の住職…
愛人を囲う生臭坊主の下で働く修行僧が、煩悩に悩まされた末にとった行動とは。
原作は水上勉で、仏寺を舞台にした人間模様を描いたドラマではあるのです。修行僧は最後には和尚や愛人に対して逆ギレするであろ…
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雁の襖絵で知られ、人々に雁の寺と呼ばれている禅寺。厳しい戒律に守られたこの寺に、襖絵の作者南嶽の妾、里子がやってきた。南嶽の死後、彼の遺言でこの寺に預けられたのだった。やがて、住職は里子の肉に溺れ、…
>>続きを読む★偉い絵描きが襖に雁を描いた寺。絵描きの妾だった若尾文子が、絵描きの死後、寺の僧侶の妾になる。しかしこの僧侶、弟子はいびるわ若尾文子と年がら年中イチャイチャして法事はサボるわ、どうしようもない。
…