[何が素晴らしい?全てだ] 90点
大傑作。絶望的に作品数の少ないロイ・アンダーソン6年ぶりの最新作。前作『さよなら、人類』で2000年以降14年に渡った三部作を終え、きっちり周期のようなものを守…
物語を語る文字と映像の違いとして、文字では捨象される情報をどこまで映像に落とし込めるかという点が大きい。
ロイ・アンダーソンの映画は物語としては成立していない。断片的なエピソードだ。しかし、背景や通…
この監督の作品を観るのは初めてだけど、超絶独特、いい意味での異質さ。
どうにもならない人々の日常を生気のない映像で映し出す。
不自然なまでにセットが整然としていて、「物」がとことん排除されている。…
神の視点からなのかわからんけど、何人も問題を抱えていたり、深刻な状況を迎えていたり、些細なものだったりするのがランダムに次々と淡々と描かれる。
その一つ一つがリアリティがなくて。というのも人間て深刻…
(C)Studio 24