酪農、おじさんとの食事、買い物といった生活の質感が非常に高く、主人公が抱える言語化し得ない複雑な感情や、人と人の伝わりづらい思いやりが伝わってきた。
連続する日常で切り取られた登場人物たちの人生の一…
淡々と日常を見せられただけなのに、いろいろ考えさせられた。
もっと夢や恋愛に突き進んでって勝手に応援してしまったけど、クリスの方からしてみれば大きなお世話で、心底求めているのはそうじゃない。
クリス…
突然終わった。
20代の子が老人の犠牲になることはない。そのままの日常が続くのは残酷だ。
「いい映画だった」で終わらせたくない。おじとの変わりない日々を選んだとしたら、そう選ばざるを得ない親を亡くし…
世界が拡張する瞬間、新しい感情に気づいた瞬間のときめきと同時に想起されるいまの生活が変わっていってしまうことへの恐れ。
コペンハーゲンにいくとき、叔父さんとさよならするときの顔が印象的だった。もう…
日常は繰り返す。
いや、繰り返すから日常なのだ。
テレビから流れる世界のニュースも日常の前を過ぎて行く。
しかしその日常が、突然壊れてしまうかも知れないというトラウマと共に
生きるのも、また日常だ…
このレビューはネタバレを含みます
序盤、生活のルーティンをセリフなく見せ続ける。
生活感が溢れる導入とても好き。
決して叔父さんは今の生活を強要しているわけではなく、むしろ新しい一歩の後押しをしてくれている。
すべての選択はクリス…
クリスと叔父さんの関係が現実的で、凄く親近感がわく。
いつもは質素な生活をしている二人なのに、クリスがデートに誘われた時に『ヘアーアイロンは必需品だね』と買ってくれる叔父さん。
叔父さんが心配で…
両親を亡くして14歳から叔父さんと2人で生活しているクリス
会話もそんなにないし、とても優しく接する訳でもないむしろそっけない、高齢だからいろいろ世話が焼けるし自分の自由を制限されてイライラしてしま…
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