ヴィタリナの作品情報・感想・評価

『ヴィタリナ』に投稿された感想・評価

BIFFレポート①[闇の世界、止まった時間] 80点

墓場の高台の間を縫って歩く10人ほどの人々。真っ暗闇から出てきて画面から退場する。前作『ホース・マネー』から5年が経ち、同作でヒロインを演じた…

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apple

appleの感想・評価

3.8

愛さえあれば

訪れる男たちはみな彼女に人生の辛さや、不幸を吐露する。
それを受け入れる彼女は一見聖母の様であるが、同時に男たちへの怒りも感じた。この映画で男という存在はヴィタリアにとって死んだ夫だ…

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ヤギ

ヤギの感想・評価

4.0

初ペドロ・コスタ。
まず、冒頭のショットに目が釘付けに。徹底的に影が強調されたカラーリングのなかで、時折覗く色彩。都市の片隅の移民、疲れ果てた聖職者、そして置き去りにされた女性。日の当たらない存在へ…

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reb

rebの感想・評価

3.0

ポルトガルの植民地だったアフリカの島国カーボヴェルデからはリスボンへの移民が多く、アフリカ移民労働者たちの移住区はスラム街のようで、崩れかけた教会があるだけ。
失踪した夫を探しに、はるばるリスボンへ…

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あ

あの感想・評価

3.8

手で分かるヴェントゥーラ。長生きしてくれ...

家に帰っていく労働者たちの導入から、またもや時間の止まった地獄のような世界観が見事で、かなり引き込まれるものがありました。

空港、墓、そしてカーボ…

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上映があるの知らなくてBlu-ray注文済みだった。映画館で見ても良かったかもしれないけど、ここまで徹底的に黒を、しかもわずかなグレインも許さないようなレベルで使う人なら、夜に部屋を真っ暗にしてデジ…

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このレビューはネタバレを含みます

鉄の扉の音や容赦なくトタン屋根をうちつける雨の音、暴風で剥がれそうな鉄板のバリバリという音、フライパンで焼いた料理の予熱の音、地下水がポタポタ垂れる音など、音にも温度があります。どうしようもないこと…

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屋根かぜびゅんびゅんのショットすき

 薄暗い曲がり角と神父の座る姿勢が、空間が歪んでるようにしか見えないのをサラッと入れてる感じはある。最後の丘陵の墓場も三脚を斜面にそのまま立てたりして。
 やっぱり画面が無闇に語りすぎない寡黙な感じ…

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GORANSHIN

GORANSHINの感想・評価

4.0

ペドロ•コスタ 観たの何年ぶりだろう。廃墟のような家屋に、昼でも小さな窓穴から差し込む光のみの照明とわずかな壁の反射で照らされたコントラストの激しい画はやっぱり強烈な印象。映画は光と影と音で出来てる…

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