北欧映画に脈々と受け継がれているもの
死神とチェスの勝負を挑む。人間存在の意味、神の沈黙、死への恐怖と救済といった重厚なテーマを寓話的に描く。宗教や聖書に疎い自分には難解だが、現代北欧映画にそのコ…
確かに言えることは現代に至る様々な作品のオリジンである表現方法はそこここにみられた。絵の作り方はどのカットもめちゃくちゃ素敵で、これは全く文句がないです。いやもう少し敬わなきゃいけないんだろうな。文…
>>続きを読むベルイマン2巡目で、スコアのみだった未レビュー作品を再鑑賞。
疫病が流行っている時代、十字軍からの帰郷の途中、死を怖れる騎士は死神とチェス対決してお迎えを引き延ばそうとするのがシュール。海岸のチェス…
聖書をベースにして、神とはなんぞやってのを死神との対決や旅を通して問いかけた作品で興味深かった。熱心なキリスト教徒は主人公だけ、従者は無神論者なのが面白い。死神は、たぶん誰にでも訪れる死を前にした対…
>>続きを読む 騎士と死神がチェスをするシーンはかなり印象的、後続の他の作品で擦られまくってるのはここから来ているのかと納得。
十字軍とペストは史実ベースだともうちょっと時代差があるようですが、神の…
DET SJUNDE INSEGLET
「子羊が第七の封印を解いた時ー
およそ半時間のあいだ 天に静けさがあった
七つのラッパを持った七人の御使いがー
ラッパを吹く用意をした」(「ヨハネの…
このレビューはネタバレを含みます
5作目のベルイマン。死神とチェスをするというシチュ最高。ジャケも5作目で1番好き。
テンポと会話早目で、ぼーっとしてたら あれ?と置いてきぼりになるので注意。十字軍という日本人にはあまり馴染みがない…
初ベルイマン。もっと小難しいと思ったけど、旅芸人一座や鍛冶屋のおじさんらコミカルなキャラクターも登場し観やすかった。
いろんなとこに出てくる死神のビジュアルはやっぱり強烈。神の不在、信仰の揺らぎ、…
確かに、できることならば神を感じたい。現代に生きるとは安全のために神の感覚を捨てることだ。しかし、この神的な感覚を求める本能的欲求を人から取り除くことはできないのだ。その結果、人は様々なはけ口を求め…
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