鏡に刻まれた日付、几帳面に整理される机。
エリック・サティの淡々としたピアノの音色とともに、パリの街へとはみ出していく男の諦念。
一人の男が自らの人生の幕を引くまでの限られた時間を、観察者のような視…
鑑賞記録です。
ずっと観た気になっていて実は観ていなかったシリーズ?って、これはヨアキムトリアー監督の、オスロ、8月31日、と同じ原作って聞いて改めて入手したわけです。にしても、超重い、死に向かって…
この映画を観ると「本気で自殺を考えている人には何を言っても意味がない」んだと思い知らされます。
主人公のアランはとことん人生に嫌気がさしていて、それに対するどんな意見にも耳を貸しません。
映像もそん…
めっちゃ良かった
自殺を決意した男が死ぬまでの2日間。
『桐島、部活やめるってよ』の宏樹が大人になったのを見ているみたいでした。
モーリス・ロネが男前で何人も愛人がいるが愛されていないと思っ…
このレビューはネタバレを含みます
自殺を決めた男の48時間を描いた作品で、設定としてはとてもドラマチックなのだが、淡々と紡ぎ出されるドラマに暖かみはなく、主人公に感情移入することを拒まれているようだ。
哲学的な会話も多く、取っつきに…
性急な鬼火
若者から大人(あるいはおじさん)へのライフステージの変化の中、そのどちらにもなれず、あるいは第三の選択肢、「何者か」にもなり得ない、そんな空っぽな自己存在のうちに日々を捨て続けるロネ。…