自然界すべての物には魂が宿るという特殊な宗教観をもつアイヌ文化。自分にとっては画面に映るすべてが未知の世界だったのですごく新鮮だった
イオマンテと呼ばれる数十年行われていない伝統儀式を復活させるかど…
少年の内面的な成長譚と、アイヌ文化のこと。80分そこそこの尺でここまで描き切るか?アイヌの人が日々感じてるであろうこと、生きにくさ、そうではない人たちからの無自覚の悪意を感じさせる描写も至るところに…
>>続きを読む20年くらい前に、この映画の舞台となる阿寒アイヌコタン(https://www.akanainu.jp/)に行ったことがありました。
ただ家族と車で北海道を回る中での一つの地点としてだったので、ア…
どこか上品に感じてしまうのは、この映画全体にリスペクト感が漂っているからか。それはきっと監督の文化と自然に対するリスペクトだろう。様々な境界線を歩く幹人。彼の表情だけでもうこの映画半分成立していた。…
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アイヌの人達はみな、観光産業で生計を立てていることはしらなかった。資本主義の社会に所属しながら、アイヌ文化を保って生活していくためには自分たちの文化を観光産業にするしかないということが、なかなかに…
冒頭から引き込まれる世界観。
現代社会で生きていくことと伝統を守っていくことの葛藤がわかりやすく描かれていました。
舞台となっている阿寒湖のアイヌコタンには3年ほど前に訪れましたが、我々観光客には…
正直アイヌの人たち(そもそも、アイヌ=人 だから何て呼べばいいのだろう)の事を私はほとんど知らない。人生で触れてこなかった事に対して興味を持つタイミングは尊い、と思っていて、それが私にとってはアイヌ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
熊受難映画。
エンドロールの
この映画で傷つけられた動物はいないという
文言を見るまで落ち着かないことこの上なし。
「イオマンテ」という言葉は知っていても
内容を知らなかったのでかなりの衝撃。
熊…
とあるコミュニティにおける社会的少数者への視座は前作から格段に鋭さを増す。人はいつの時代も他者に寄り添われながら生きている。伝統と革新の狭間で生きるこの少年も決して例外ではない。登壇した下倉絵美さん…
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