久しぶりに見る。お金があれば生活は潤うが、生活に必要以上のお金は人を腐らせていく。風船のように空洞な心はお金では満たせない。森英恵が関わっているだけあって、とてもゴージャスな北原三枝が見れた。ひとり…
>>続きを読む風船(1956) 監督川島雄三 脚色川島雄三 今村昌平
1950年代の日本映画の質の高さを物語る作品だ。
大佛次郎の原作を川島雄三と助監督だった今村昌平が脚色。
錯綜する人間関係をうまくまとめて…
す、すげ〜〜全部の会話、全部の所作が日本人的な心の機微を完璧に演出している!アメ公には撮れない映画だあ
50年代の妖しい風俗や、高度経済成長へ向かう生々しいロケからは川島雄三らしいリアリティを感じる…
伝説のバー「おそめ」のマダムを見ようと思って見始めたけど、面白かった。。
色々なタイプの女性が出てくるが、皆真っ直ぐに生きてる感じがする。兎に角、息子が不誠実でイライラ…。その態度が「風船」なのか……
人間の心の機微を風船に見立て巧みに演出した川島雄三監督有数の傑作。刹那的な思考を貫く息子三橋達也の在り方は、現代人らしさの先取り。古風で身を捧げる新珠三千代は自殺するしかなかった。意外にもキザな二本…
>>続きを読む面白すぎる、流石に。映画に描かれてない人物の様子までありありと想像できるほど。こんな完璧な脚本めったにない。クズ息子に一見見えるけど、親に対する反発や自己の考えも感じさせる。他にも誰一人頭の悪い人が…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
大佛次郎原作、川島雄三、今村昌平脚本による1956年の作品。
かつては画家を目指していた村上春樹(森雅之)は、今はカメラ会社の社長となっている。彼には息子の圭吉(三橋達也)と娘の珠子(芦川いづみ)…