のぞき穴から相手を覗いたり自分を覗いたり、覗きという行為を手続に現実を二重化させる。それは赤い旅団によるモロ元首相誘拐殺人事件という変えられない歴史に対する主観と客観。
不可逆な時間の流れに揺らぐ…
タラちゃん祭り真っ只中であるが、薄暗く地味〜な作品を観ていた。。いや、これはこれでベロッキオ監督恐るべし!!的作品なのだが。
『夜よ、こんにちは(2003年)マルコ・ベロッキオ』
ある部屋を除い…
力強く投げかける視線に呼応出来る者だけが映画を、そして未知なる相手の心象を鋭敏に察知出来るとマルコ・ベロッキオは言う。
『夜よ、こんにちわ』
まずは私自身がいかに映画を観ていないかを告白します。
…
きっと最悪ではない選択肢もあったはずだった。だが、すでに歴史の闇は確定し、時計の針は戻らない。変えられないシナリオ、変えられたかもしれないシナリオ、この映画はその両方を描こうとした。迷える若者たちの…
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