東京に暮らす人、誰もが思い思いに生きているように見えて、みんな少しずつ傷ついている。
何不自由なく暮らしているように見えながら、そう見られている自分自身へのつらさを抱える華子、
軽やかにしたたか…
都内の私立中高に通ってた身としては、この国の身分格差は実感として理解できる。その上でその立場の女性をきちんと描けている映画。もちろんその逆にいる立場の女性も。この国のピラミッドがどう作られているか、…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
原作小説を読了後に鑑賞!よかった〜〜〜
私自身が文化資本の乏しい辺境出身者であるため、お育ちコンプレックスにグサグサ突き刺さる作品です。
(最近では、NHKの100分de名著『ディスタンクシオン…
「同じ階層の人とは出会わないことになってる」というセリフが、この映画を象徴しているんだろうなと思いました。点数が低いのは自分には影響がないというか、自分の生活に乗ってこれなかったというだけで、言うな…
>>続きを読む第一章 東京
東京は棲み分けされてるから、会わないようになってる。住む世界が違う者同士、みんな同じところで生きてる。みんなの憧れが投影された幻の街、東京。搾取されまくってる私たちはそんな東京の養分み…
この前蛇にピアスを見たばっかだったので、高良健吾出てきた瞬間、スプリットタンピアスわんこ男子から転生してる!!と1人で沸いた笑
門脇麦の、「はぁ...」とか「えっと...」みたいな詰まったような演…
2021017
現代を生きる階級の異なる女性2人が巡り会う物語。
上の中流女性華子と
地方出身の中流美紀。
1人の男性を介して異なる世界を生きてきた2人が交差する。
どんな人間にも涙が出るほ…
原作未読。
女性達の口から出るセリフがいちいち至言で、自分自身は金持ちでもなんでもないけれど心に刻みながら観てたらあっという間に終わりました。
お金があってもなくても、いい時もあればよくない時もある…
映画に出てくる金持ちってたまに嘘っぽく見える事があるのですが(金持ちじゃないから分からないけど...)、門脇麦の姿勢とか言葉遣いとかの「品の良さ」が醸し出す金持ち感はかなり本当っぽい気がしました。
…
©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会