ミス・マルクスの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「ミス・マルクス」に投稿された感想・評価

「資本論」で19世紀にその名を知らしめた哲学者であり、経済学者のカール·マルクスの四女エリノア·マルクスの物語です。もう自分の知識は“カール”さえ無しのマルクスって名前くらいで、資本論がどんなものかもザックリ、チョッピリって感じでお恥ずかしい。余計に何か得られそうで引かれました。
この四女は特に父親カールに溺愛されたようです。後にイギリスにて、労働者の環境改善と共に男女平等に心血を注ぎ、「女性はもはや男性の奴隷ではない!」と訴えた。社会主義とフェミニズムを融合させた先駈けらしいです。ところが私生活では、大の浪費家で女たらしの内縁の夫に財産を搾取されっぱなしの人生。このダメ男の絶えることのない女遊びに苦しめられ、自身の言ってる事とやってる事のギャップに心が張り裂けてしまいます。彼女のこの感情の爆発をロックにのせてガンガンに演出してますが、自分にはしっくりきましたよ。クラシックとロックを織り混ぜての音楽表現は、決して失敗とは思いませんでした。いろいろ勉強させていただきました。
「ミス・マルクス」聡明な女性だとは思いますがダメンズウォーカーなので生活は失敗です。ダメだと判ったなら別れれば良いのに。
https://t.co/7mIuv01ZGB?amp=1
ミスマルクスは労働者やイギリス女性にアジテートするより、浪費家で浮気者の彼氏を先ずどうにかしないとね。
突然、ロックリズムで踊りだす演出は悪くないけど、意図的なのだろうか、これだけ映像と音楽が合っていない作品も珍しい。
るたー

るたーの感想・評価

3.5
予習が必要だったかもしれん…見て知っていくというより、知ったうえで見ると理解が深まりそう
各エピソードも、ミス・マルクスことエレノアの人となりを形づくっているのだけど、
状況説明が少ないので、あれは誰?いまの何のシーン?でわかりにくい

19世紀末のイギリスといえばシャーロック・ホームズの知識ぐらいしかなくて…(とはいえ振り返れば、児童労働も女性の低い地位もホームズには描かれていた)

そんなわけだが、エレノア・マルクスという人物を知れたことは大きかった

ワインレッドやアースグリーンの配色が絶妙の衣装もなかなか良いし、パンクロックとの意外な組み合わせも面白かった。(ラスト、ロックで踊りだすのはジョジョラビットを思い出した)
tetsu

tetsuの感想・評価

3.4
前提知識がないと映画を理解するのは難しいかもしれない。社会に愛に闘ったエリノア・マルクスの生涯を描いた作品。面白かったが、音楽の使い方がイマイチと感じた。
だま

だまの感想・評価

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もっと難しい話なのかと思ったら。人間味あふれるひとりの女性の物語に共感しまくり。弱者のために戦う聡明なエリノア。でも金にも女にもだらしない男から離れられない。そんな矛盾が彼女の心を蝕んでいく。情熱を燃やし尽くした人生。ロモーラ・ガライの魅力が炸裂。音楽も良い。
クラシックとロックで彩られた女性活動家の半生。
"資本論"を書いたカール・マルクスの娘エリノア・マルクスは社会主義と男女平等社会を目指すため活動を続ける…
エリノア・マルクスの半生を綴る人間ドラマ。今作は19世紀末の女性や労働者の実態を明らかにしつつ、活動に身を投じる女性活動家を描く物語の筈が、実際はある女性の性生活を描いたドラマだと気付かされた。それは物語の大半が主人公エリノアと夫エドワードとの徒然なる日々を見せられるからに他ならない。女性活動家のリアルを見れると思って鑑賞するとかなり肩透かしを食らうだろう。
しかし今作の魅力はそこではなく音楽の使い方であると感じた。本作の舞台は19世紀末、クラシック音楽が流れるのは当然であろうが今作ではロック音楽が軽快に流れるシーンがいくつかあった。それはオープニングでエリノアにぐっとズームしていく場面でプログレッシブロックが流れたり、エンディングでエリノアが"前に進む"と発言するとブルーススプリングスティーンの"dancing in the dark"が流れたりと選曲センスが抜群に良いことに現れている。終盤のロックに合わせてエリノアが狂ったように踊るのもいい。
本作のドラマ性には魅力は感じなかったが、オープニングとエンディングのセンスがかなり魅力的な作品なのは間違いない。
kei188

kei188の感想・評価

2.1
難しい。

主人公であるエリノア・マルクス。すくなくとも高校の授業で一度は耳にする経済学者・哲学者であるカール・マルクス。中身はわからずとも、誰でも名前は聞いたことのある資本論。歴史上の著名人であるカール・マルクスの子供たち、6人兄弟の末っ子、エリノアのお話。
この映画を見るまで、その存在さえ知りませんでした。生涯を通じて、社会主義の実現を目指し、貧富の格差の解消、男女の平等を訴えた人だそうです。

この映画ではその彼女主張とその実態のギャップにフォーカスがあたります。彼女は法的には独身のままでその生涯を閉じます。内縁関係の男と暮らしていましたが、男は結婚していて、離婚はしてない男。そして、金もないのに借金を重ね、さらに酒と女につぎ込んでいます。

富の平等分配を訴え労働者階級を救う、男女の平等を訴え女性の社会進出を訴えるエリノア。その実態は、お金に縛られて、男に縛られていました。彼女が訴えるものとは真逆の私生活。彼女には裏の面があって、それを糾弾する映画ではないですし、人間は本音と建前だということを伝える映画でもないです。

人間の本質とは、女性の本質とは?を問いたいのでしょう。心底愛した相手との状態が、自分の思い通りにはいかないつらさ。外では勇ましく、街宣を行うものの、惚れた相手には溺れる生身の人間。彼女は内縁の夫の浮気を確信し、自殺で幕を閉じました。心底愛した、いや惚れた相手を考えるのは主義主張ではない、別の地平があるのでしょうか?
前に進め、彼女がまだ中学生くらい?マルクス父にモットーを問われたときに応えた一言。それを心に秘め、活動していた彼女。全身全霊で前に進んでいたのでしょうか?。女性目線での感想を参考にしてみたいところです。

極端な二面性を見せて、女として面と外の面を対比させて、考えろ、と言っているんだと思います。しかしながら、おっさんには女ごごろというものは推測の域をでず、しかもぞっこんの女ごころは確信的、かつ100%理解できるわけでもありません。さらに、この映画にかけるところがあります。なぜ、エリノアがこんな体たらくな男にぞっこんなのか。そこが表現されないために、余計わからないのです。

かの有名な大ヒット曲(1984年)、ブルース・スプリングスティーンの「Dancing in the dark」のド・パンク、カバーバージョン。その曲に踊り狂うのがジャケ写です。この映画は19世紀末です。彼女の激情の気持ちを表すための演出でしょうが、まったく関係がない感じがします。1980年代のころをにおわせるパンク調の劇伴の数々、監督が若かったころの音楽の趣味でしょう。

2021年劇場ー86本目
naginagi

naginagiの感想・評価

2.9
資本論のカール・マルクスの娘の話。あまりマルクスのことが良くわからず、時代背景がピントこなくて、内容が把握しずらかった。コミカルなのか、シリアスなのか、焦点はどこ?
カールマルクスの娘エレノアの物語。
何しろマルクスに娘がいるなんてことも知らなかったのでポスターに釣られて見た。

女性ボーカルのパンク良いね!

労働環境の改善に尽力する様が描かれているがこんなに賢い女性がなぜダメ男にハマるのか。

というか、生まれ持った才能もあり恵まれた環境で充分に教育を受けた良識ある女性なのに、だ。

今よりも1人でいる女性は肩身が狭かったのだろうか。

19世紀の話なのに労働者は過酷な割に賃金は少なく労働に携わらない者が巨万の富を得る構図は未だに健在なの、絶望的だー。
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