呼吸が浅くなる程、終始緊迫感が凄い。
匂い立つ硝煙も、労働者の血に染まるアスファルトも、モノクロなのに鮮明に脳裏に刻まれる。
主人公の中で崩れゆく共産主義への忠誠と、確かになっていくもの。
国家思…
@fansvoicejp オンライン試写
実際にあった虐殺事件を背景に。
災難は我が身に降りかかって初めて実感できるもの。
底をつく生活の苦しさの中で生きると感覚が麻痺してしまい生活が苦しいとい…
壊滅的な戦後の現実を政府側から観ることができる映画。なぜこんなに保守的なのだ?自分が現代社会に敏感すぎて何度も重ねてしまった。砲撃を前にしてもストライキを続けようとした労働者は讃えられるべきか、政府…
>>続きを読むオンライン試写会鑑賞。
銃撃によって出来たアスファルトの血のり。
汚れが落とせないなら、上からアスファルトを引き直せと言う。
モノクロ映像だと、血の色が無色だからこそ、頭の中で想像してしまう。
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モノクロームが物悲しさを倍増させます。1962年に起きた労働者の平和的なデモからの虐殺。共産党員、KGB、食料品不足。一人一人の生活よりも国としての統率。誰ひとり笑顔のシーンがないということに、いろ…
>>続きを読むソ連1962年、黒海に近い内陸の街ノボチェルカッスクで起きた労働者蜂起と虐殺劇。
主人公女性がスターリン主義者にして市井の生活者、コサックの伝統が気配として残る街など各種設定好趣、沸点へ徐々に近づ…
1962年6月、ソ連南部の町ノボチェルカッスク、かつてドン・コサックの拠点だった場所。
革命後の内戦では赤軍に対して徹底抗戦を行った町として知られる。それゆえにモスクワからは永遠に睨まれ続けていた。…
東京国際映画祭
『親愛なる同志たちへ』
ロシア
監督は、シルベスタ・スタローン&カート・ラッセルの「デッド・フォール」や黒澤明が制作を望んだ「暴走機関車」を手掛けたロシアの名匠アンドレイ・コンチャ…
“What am I supposed to believe in, if not communism? Blow everything up to hell. Blow it all up. An…
>>続きを読む私の住む街では春先になるとアルメニア人達が車に大きな国旗付けてクラクション鳴らしながら騒ぐ日があり、渋滞が酷くなってアルメニア人以外は「何事〜?!」となりますが、それは100年前に起きて闇に葬られた…
>>続きを読む© Produced by Production Center of Andrei Konchalovsky and Andrei Konchalovsky Foundation for support of cinema, scenic and visual arts commissioned by VGTRK, 2020