凄く静かに進む犯罪。
ヨナタンの孤独感が際立っていたような気がした。
家族の為、そして自分の為に出来ることが人殺しだなんて何とも残酷で醜い。
仕立て上げられているかのようで、自分から乗っかってるよう…
おそらくはヴィム・ヴェンダースの資質に宿っているだろう放浪性が、パトリシア・ハイスミス原作のもつスリラー性に導かれ、あるいは響き合うように結実した印象があり、とてつもなく面白かった。
彼の放浪性が…
白血病を患っている額縁職人のヨナタンが、病気の治療費をちらつかれ、殺し屋として雇われることに。
朝昼晩の美しい空をバックに、カラッとした渇いた雰囲気で描かれるノワールサスペンス。
金のため、家族…
【白血病で死の不安を抱えるハンブルグの額縁職人ヨナタンに近づく詐欺師トム•リプリー】
パトリシア•ハイスミスの一連の小説の登場人物トム•リプリーを主人公とした作品のひとつ
好感度の高いイケメン殺…
見る角度で変わる二つの顔
ハンブルク、パリ、そしてニコラス・レイが全てを持っていくニューヨークで繰り広げられるアメリカン・ニューシネマスタイルのサスペンス。と言いつつ、2回の契約殺人は「007」を…
原作のリプリーやリーヴスの上品さは、財産がある上での余裕だったんだなとヴィムヴェンダース版で気付く。カジュアル版アメリカの友人といった感じです。私にハイスミスを語らせると止まらないのでまたの機会とさ…
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