ドライブ・マイ・カーに投稿された感想・評価 - 2ページ目

「ドライブ・マイ・カー」に投稿された感想・評価

新しい映画体験だった。

長尺とはいえ所用で途中切ってしまったのが悔やまれる。次は絶対に通しで観たい。
mom

momの感想・評価

3.5
『コーダ』のときも思ったけど、手話ってただ身振りで伝えるだけじゃなくって、表情や、速さや、強弱などで、もの凄く感情豊かに表現出来るんだなぁと感じた。

日本語、韓国語、手話、英語、色んな言語や人種(または民族)が、同じ目的のために集い、言語や人種の壁を超えて、人間として関わり合うことが、とても自然に思えた。

正しい生き方
正しい死に方
正しい受け止め方
正しい傷つき方

自分はどう生きているだろうか。
KazuAnn

KazuAnnの感想・評価

5.0
1回目は自分が何を見たのか判然としなかったのだが、原作も読んでの2回目は予想外の出来事として、感動して涙が止まらなかった。孤独な人間の魂とその救い、そして物語を奏でる意義を、劇中劇も絡めた重層構造で描いた創造性に富む傑作映画と感じた。

主人公の西島秀俊が映画内で演ずる戯曲として、サミュエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら」とアントン・チェーホフの「ワーニャ伯父さん」が登場する。特に、原作にも有る後者は西島の俳優としてのトレーニングの一環としてその台詞が、彼のその時の心理状態と呼応するものがセレクトされるかたちで、車の中で語られる。そして、映画の中で集められた俳優たちが演ずる戯曲でも有り、更に戯曲中の主人公ワーニャと姪ソーニャの関係性は、触れ合っていく中で孤独への救いが産まれて来る西島と三浦に反映される。

チェーホフ戯曲に無知な自分には、字幕を追うことも有り、その重層的構造や1つ1つの台詞に意味が有ることの理解が、1回目鑑賞では難しかった。ただ、主人公の妻役霧島れいかの官能的な美しさを見事に描いた映像や、赤いサーブ900ターボが斜めに走る何処か異国的な上方からの動きの有る映像の見事さには心惹かれた。そして、孤独だった西島と三浦透子が初めて深く会話した後、煙草の2つの灯りが車のサンルーフから出され、寄り添う様に夜の道を走る映像の美しさ。雪の北海道での無音の効果的使用も含め、石橋さんによる音楽も素晴らしいと思った。とは言え、ラストシーンに登場の犬が、ジン・デヨン夫婦が飼っていたイヌと異なることの判別までは、難しかった。

2回目、屋外での「ワーニャ伯父さん」練習でのソーニャ役・パク・ユリムと彼女の継母エレーナ役・ソニア・ユアンとの絡みの演技に感動して涙が流れた。映画の中で、俳優2人の間に何かが産まれたとの説明があったが、孤独で不幸を訴えるユアンを抱きしめるユリムに確かに大きな愛の存在を感じさせられた。俳優2人、特にパク・ユリムの表現力・演技力とそれを引き出した監督の力量を感じさせられた。同時に、俳優の相互作用で生じる物語の力を実感させられた。映画の力を見せつけられて、凄いと思わされた。

また、霧島れいこの語る物語を主人公以上に引き出した岡田将生、西島と正反対にも見える彼の霧島への純真さと自分への正直さ、同居する社会性の無さ、そして孤独感とそこから救いを求める気持ちが見事に表現されていて、拍手。そして、原作を改変した彼女の語る物語に、禁じていた浮気に突き動かされる衝動、夫への罪の意識、告白しようとする意識をはめ込んだ脚本の見事さに、感心させられた。

そしてやはり何と言っても、三浦透子の故郷北海道の雪の中、自分の心と初めて正面から向き合えた西島秀俊の素直な妻への思いの吐露、それを聴き西島を抱きしめる透子の姿。彼女も母親への憎しみとそれを超える愛情を吐露していた。原作を超えて、孤独だった2人が共鳴して前に進もうとする姿に魂を揺さぶられ、涙無しには見られなかった。

ラスト、韓国と思われる異国で、三浦透子は1人暮らしでないことを示唆する大きな買い物を抱えて赤いサーブに乗り込む。車内には彼女が飼ってるらしいMIX犬種(JOY)が乗っている。彼女のほおの傷は薄くなっていて、手術を受けたらしい。そして、初めて見せる穏やかな幸せそうな笑顔。劇中劇ラストのワーニャとソーニャの様に、否それを超え、主人公の2人は明るい、素晴らしい生活を、新天地で一緒に過ごしているものと理解した。説明を省いた、お洒落で素敵な、正に映画的なラストと感じた。
濱口竜介監督が、村上春樹の同名短編小説などをもとに映画化した、心の喪失と再生の物語。
主要な登場人物とストーリーの根幹をなすのは「ドライブ・マイ・カー」だが、他の小説「シェエラザード」「木野」(短編集「女のいない男たち」所収)や、アントン・チェーホフの戯曲「ワーニャ伯父さん」の台詞を交えた物語構成となっている。
カンヌ国際映画祭脚本賞受賞。
原題:Drive My Car(2021)

舞台俳優・演出家として成功し、妻の音/おと(霧島れいか)と、子どもを失った喪失感を抱えながらも、幸せな日々を送っていた家福悠介/かふくゆうすけ(西島秀俊)。
ある日、脚本家として彼を支えていた妻の不倫を目撃するが、そのことを一切妻に話さずやり過ごしていた。
ところが、妻が"今夜話したいことがある"と言ったその夜、彼が帰宅すると妻は倒れていて、意識がないまま亡くなってしまう。
彼は、敢えて遅く帰宅したこと、妻の話したかったことを聞いてやらなかったこと、別れの言葉も言えなかったことから、心に大きな喪失感を抱えたまま孤独な日々を送ることに。
2年後、彼は広島で開催される国際演劇祭でチェーホフの舞台劇「ワーニャ伯父さん」の演出を手掛けることになり、寡黙な専属ドライバー、みさき(三浦透子)と行動をともにする。
やがて、妻の不倫相手らしい主役(岡田将生)にアクシデントが起こる。
彼が主役を演じるか講演の中止するかの判断を求められた家福は、心を整理するため、みさきの故郷、北海道へ向かう。
その途上、みさきは自分の過去を語る…。

「仕方ないの、生きていくほかないの。…長い長い日々と、長い夜を生き抜きましょう」(チェーホフ)
「真実はそれがどんなものでもそれほど恐ろしくない。
いちばん恐ろしいのは、それを知らないでいること…」(チェーホフ)
「自分の言葉が伝わらないのは、私にとって普通のことです。でも、見ることとも聞くこともできます」

特筆すべきは、韓国・台湾・フィリピン・インドネシア・ドイツ・マレーシアからオーディションで選ばれた海外キャストと日本人キャストとの見事なアンサンブルで「ワーニャ伯父さん」の多言語劇(企画会社の人を含め9か国の言語が使われる)が作り上げられていく過程。「ハッピーアワー」で素人俳優を器用した濱口監督が新たに挑戦した演出の素晴らしさ。
俳優では、手話を使用するイ・ユナを演じた韓国出身のパク・ユリムが印象に残る。

このレビューはネタバレを含みます

あまりの巷の高評価に本音を言えない人の代わりに私が声を大にして言いましょう。
3時間、無駄にしたーーー!!

一言でいえば良くも悪くも村上春樹。
どこまでも生活感のない日常生活描写、やたらドライで気取ったセックス描写、意識高く格調高く感情を交えない会話とモノローグ。
どうにも萌えない。感情移入できない。セリフを聴いてるこっちの心まで乾いていく。

佐々木マキ氏が表紙や挿絵を描いていた初期の作品はかなり好きだった村上春樹だが、ノルウェイの森以降ストンと興味を失いほとんど読んでいない。にもかかわらず相変わらずだなぁという印象が想像以上に強かった。

だからこそファンにはたまらないのかも知れない。未だ変わらずこのテイストを貫いているのかと思うと、作家にもついていくファンにもある種の敬意を覚えるが、個人的にはそこを当てこんだ世界観商法みたいなものを感じてしまった。
この過分にナルシスティックな心象描写も、そこに共感と需要があるからこそ生き残る作風なのだろう思うと、思い当たる老害ジジイの顔が何人も頭に浮んでますますウンザリしてしまう。

そんなこんなでダラダラ長い。尺が無粋。原作と同じくこれがもし余韻を残す短編として90分以内でサクッと終わっていたなら、私もこんなにダラダラと駄文を連ねることも無かっただろうに・・。

一応褒めどころも記しておこう。
作中、唯一興味深いと思えた登場人物はドライバーのみさき。絵に描いたような陰キャに説得力がある設定でとても好感が持てた。彼女を交えた韓国人夫婦との夕食シーンは特に、言葉に血が通っていて素晴らしかった。
そしてドライブ映像をはじめ景色の描写は文句なく美しい。つい先日広島を訪れる機会があったのだが、もしこの映画を先に見ていたらきっとあのゴミ処理場にも足を運んだだろう。気になる場所だ。

それにしても、濱口監督も自分の好みからは外れていると知っていたのに何故この長尺をおして見てしまったのか?
・・・だってホラ、怖いものみたさというか嫌いなもの見たさってあるでしょ?
もちろん、ひょっとしたらという一抹の期待も常にある。だからきっとまた懲りずに観て、また勝手にイライラしてここに駄文を記すに違いない。乞うご期待。

とりあえず今後この方の作品は棒読み俳優の最上位活用例として認識しようと思う。
村上春樹の小説を読んだことない自分にとってはあまりにも新世界で話に入り込むことができなかった。。。
中盤あたりから慣れてきたのか面白く感じた。
無機質なセリフ読み合わせ。
音

音の感想・評価

4.0
次はどうなる、次はどうなると考えていたら3時間経っていた。なんだこれ。
ストーリーや登場人物の悩みの核を理解するには、20代の私ではまだ早いそう。
Heathen

Heathenの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

何とか最後まで観れた。

劇の稽古じゃ無い時も、登場人物たちの話している言葉が淡々としていて「セリフ」に感じた。そもそも妻の話し方も芸術的・戯曲的過ぎてリアルじゃない。ベッドであんな風に喋る・話せる人おらんやろ?だからこれは小説の世界であり、映画にすると全然浸れないのよね。文字で自分の頭の中で想像しながら物語を追っていけばもっと神秘的に浸れたと思う。もちろん、リアルさを求める映画じゃなくて、もっと芸術的に楽しめってことなんだけど、映像にするとなんかチープよね。冒頭からチープだった。

村上春樹の話を映像化するとこうなってしまうのか。。本の世界じゃないと成立する感じしないなぁ。

岡田くんが車の中で物語の続きの話をするシーンは凄く良かった。

この映画を観たら、みんな長距離ドライブしたくなること間違いなし。
bit

bitの感想・評価

2.5
文学がわからない私には難しく
良さがわからなかった
文学に出てくるキャラクターはいつもコミュニケーション不足で
だいたい不倫してるよね
saya

sayaの感想・評価

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村上春樹みが強い文学的な映画、きっと何度観ても毎回感想変わるんだろうな

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