海炭市叙景の作品情報・感想・評価・動画配信

『海炭市叙景』に投稿された感想・評価

ゆき
3.7

変動

街自体が疲弊感で満ちている、それでも生きていかなければならない。
原作は晴れ切らない表現がどこか気にかかって、つい手に取ってしまう一作。佐藤泰志さんの遺作。
地方都市自体とそこで生を全うする…

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このレビューはネタバレを含みます

佐藤泰志のオムニバス純文学を映像化した作品。
原作は未読。

島崎藤村の私小説のような終始陰鬱とした展開が続く話で、前半の30分くらいは退屈だったけど、そこからは次第に作中の世界観に惹き込まれていく…

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オムニバス映画であまりに暗い。しかもオムニバスが個人的にあまり好きでない。しかも長い。観ていて痛々しいのでつらい映画ですね。他にいい言葉が思いつかない。
sk
3.4

佐藤泰志函館三部作のひとつ。年末の函館を舞台にした人生うまくいっていない人達の群像劇。
終始、ネガティヴな空気感。どの家庭も全然うまくいってなくて不幸なんだけど、函館の街の片隅でみんな生きてる。最後…

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函館三部作の中で一番好きだった。そして近藤龍人さんやはり好き、この映画の中には忘れられない景色がある、そういうものを撮る人だと改めて実感する。ストーリーは余韻までも余韻こそが味わい深いというか、役者…

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soken
3.0
陰鬱
だがそれがいい
函館三部作はおもろいわ
しかしあがた森魚続くな


佐藤泰志の同名小説が原作です。

両側を海に挟まれた砂洲の街「海炭市」が舞台。

佐藤泰志の生まれ故郷の函館がモデルの街になります。

今作では、北海道の中都市で生きる名もなき人たちの小さな物語が…

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シネマアイリス製作の函館映画を見ようキャンペーンその四。
これは非常にすばらしい函館映画。シンプルに映画としての語り方がカッコええ…。
オーバーフェンス同様、何かいいんですよね

どの話も淡々としていながらとても重く、息苦しい。
そして、どの話もわかりやすい終りを迎えない。
どんよりとした日常は、決して姿を変えず、物語が終わってもなお、どんよりとしたまま続く。
その、後に引く…

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