序盤の草笛光子の慰謝料を拒否する司葉子に対する無神経さといい、津軽の人はガサツだいうことといい、繊細さとは真反対の次元があって不思議だったのだけど、きっとその次元からでしか出発できないことも見えない…
>>続きを読む十和田湖に向かうバスの中で、由美子の横に座ってたお爺さんに退いてもらうために「女房に話があるんです」という言葉がサラッと出てくるの、はぁー良いわ
加害者と被害者側であるという関係の禁断性、過去の同…
『乱れる』的な禁忌ではないにせよ、加山雄三が己の立場を無視して被害者であり未亡人の司葉子に恋愛感情を抱く距離感の欠如は「禁断」の許容範囲では理解が出来ず、その正気の沙汰ではない非道徳的な言動が一線を…
>>続きを読む不可抗力で法的には無罪だが、車で人を殺めてしまった男と、その被害者の妻。
お互いの境遇、関係性、心情の変化。
最後の抱擁と接吻の高揚感。
固唾を呑んで成り行きを見守ってしまう。
これがメロド…
【1967年キネマ旬報日本映画ベストテン 第4位】
成瀬巳喜男の遺作。主演に加山雄三と司葉子、その他草笛光子、森光子、加東大介などが出演している。
夫を交通事故で亡くした女とその夫を車で轢いた男が…